印象的なグラフィックはもちろんタイトルやイベントの説明書きもフライヤーデザインの大事な部分の一つ。でもそのタイトルだって作品の一部としてデザインすることも可能です。敢えて読みにくく、デザインの一部へ。フライヤーの一体感が面白い作品をご紹介します。(※紹介するフライヤーデザインは当サイトの制作事例ではありません)
Love Techno Hate Germany
フライヤーデザインを見る (via Pinterest)
右下の説明がないとなかなか読むのが難しいフライヤーデザインです。ですが、説明を読んでから見ると不思議と文字が浮かび上がって来るように見えますよね。カラーはピンク、オレンジ、イエロー、ライトグリーンとブルーのみ。お互いが重なり合うことによって色のグラデーションが生まれ、所々パズルのピースの様に組合わさることで文字のラインを描いています。半透明のそれぞれのピースはどこかステンドグラスの様にも見えますね。それぞれのカットは不規則の様に見えますが、とても計算されたデザインです。
Smoke Machine Night
フライヤーデザインを見る (via Pinterest)
金色を思わせる一色で描かれたフライヤー作成例。メインの部分を囲む様に引かれたラインに沿う様に、細かな説明書きが横向き、時には逆さまに書かれています。均一に引かれたライン、直角の角、同じフォントで同間隔に書かれた文字からは高い統一性を感じさせます。向きにかかわらず、引かれたラインに絶対的に従う文字からもその統一性が表れています。
Summer Open-Air
フライヤーデザインを見る (via Pinterest)
このスタイルの文字やデザインを見掛けた方も多いのではないでしょうか?これはドイツのフライヤーデザインの様ですが、至る所にひらがなやカタカナが見えますね。ドイツ人の彼らにとってはただの変わったスタイリッシュなアルファベットの置き換え文字として見えるかもしれませんが、私たちにとっては「さ」はEではなく「さ」で、「ア」はどう頑張ってもPではなく「ア 」に見えます。初めてこのスタイルを見た時は暗号のように見えて驚いたのを今でも覚えています。知らないと、ほぼ解読の域ですが、日本のひらがな等がこうしてデザインとして使われているのは何だか嬉しいですよね。
読みにくいからこそ時間を掛けて、頭を使ったり、頭を傾けたりして見方を変えながら発見していくフライヤーデザイン。そうして苦労して読むからこそ、読み終えた頃にはどこか特別な作品の様に感じるのではないでしょうか?ただ見るだけではない、体験的に楽しむフライヤー3点でした。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。チラシのデザイン料金と作例
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