コツコツ努力する事の危険な満足感について考えてみました。
コツコツと努力することはとても大切だと思います。
うちの仕事で例えるなら、デザインの技術や知識、SEOのテクニック、集客に関する分析など…これらは一朝一夕で体得し難いものです。自分で色々と触って、トライアンドエラーを繰り返しながら、自分なりの回答を導き出すものだと思います。
ただ、「自分は毎日こんなに努力しているのだから、結果につながるだろう」と考えて頑張るのはまずいと思っています。
裏切られる努力もあるからです。大体は努力の方向の間違いや、全くニーズの無いことに労力を注いでしまったりと、原因がある事が多いのですが、それも基本的にはトライしてみないと分からないです。
どこかで「あ、この努力意味ないかも」と思ったら退くことが大切だと思います。「ここまで耕した畑だから、芽の一つでも出て欲しい」という気持ちを振り払うのが大変なんですけどね…。
でも、自分が注げる努力の量は限られていると思いますし、「ここは伸びるかもしれない」と思うところに思いっきり力(時にはお金)を注ぐことが大事だと思っています。コツコツ何かすること自体に価値があるわけではなく、価値のあることならコツコツやるべきだし、成果が出たらグッとギアを上げるべきだと思う。
石の上にも三年という。しかし、三年を一年で習得する努力を怠ってはならない。 -松下幸之助