美術史から知るグラフィックデザインについて
グラフィックデザインとは一体何でしょうか。みなさんは『グラフィックデザイン』という言葉を耳にすると、どんなイメージが浮かびますか?ポスター、新聞または雑誌の広告、展覧会・観劇・映画などのチラシ(フライヤー)やパンフレット…
グラフィックデザインとは一体何でしょうか。みなさんは『グラフィックデザイン』という言葉を耳にすると、どんなイメージが浮かびますか?ポスター、新聞または雑誌の広告、展覧会・観劇・映画などのチラシ(フライヤー)やパンフレット…
なぜ印刷業界は、今きびしいのか パソコンやインターネットが普及しデザインが簡単に自分で出来る様になったことや、ネットプリント会社の台頭で印刷業界は大きな影響を受けています。殆どの企業が売り上げを減らしてしまっているほか、…
マルコ・ポーロが書き上げた旅行記「東方見聞録」の中で、日本は「黄金の国ジパング」と称されていました。「莫大な金を産出し、民家や宮殿は黄金でできている」と書かれていたそうです。マルコ・ポーロは実際には日本に来ておらず、中国…
「銀世界」や「銀盤」、「銀河」や「銀幕」など、「銀」がつく言葉はどれも上質な響きを持っています。鉱石の精錬技術が未発達であった古代では、銀は金よりも価値が高かったといいます。銀食器などは高級品として今でも珍重され、金同様…
白紙に戻す。 白日の下にさらす。 白羽の矢が立つ。 白星を上げる。 「白」を含む言葉は数多く、いかに「白」が人々の中に強いイメージを根付かせているかを伺い知ることができます。日本でも古来より白は神聖な色とされており、神主…
命力溢れる日の光の後に必ずやってくる夜の闇。太極図が示す通り、陽と同じ分だけ陰は存在します。同じ無彩色の「白」が「光」の象徴ならば、「黒」は「影」の象徴。影の存在がなければ、光もまた存在はしません。 黒は、すべての光を吸…
グレーは、黒と白の間に位置する色味を持たない無彩色。 「グレーゾーン」や「灰色決着」など、どちらともいえない状況の代名詞に使われることが多く、曖昧さや不安感を伴うイメージが先行しがちですが、高層ビル群やメカニカルな要素を…
私たちが暮らす足元には必ず大地があります。 母なる海と双璧を成す大地は、地球の礎と言って過言ではありません。 アースカラーと呼ばれるカラーパレットは、大地や植物などの地球上にある自然物から着想を得た概念。大地や木をあらわ…
時は飛鳥時代、かの有名な聖徳太子が制定したといわれる日本初の階級制度、冠位十二階。役人の能力や功績によって位を与え、位ごとに決められた色の冠を被ることで地位が一目でわかるという、それまでの家柄による位制度を一新した当時の…
「好き」や「嫌い」といった色に対する感情は、それぞれが過ごしてきた環境や記憶、経験によって個人差があります。しかしながら、暖色系の色を見て感じる高揚感や、寒色系の色を見て感じる落ち着きなど、私たちは同じ空の下に生まれた人…