空気や水の流れを感じるようなさわやかなカーラッピングデザイン。
水や空気をイメージさせる鮮やかなブルーの車体に清潔感のある白で斜めにラインを入れ、ラインと同様の角度で大きく会社名を入れました。白のラインの上下には明度で差をつけたブルーを二段階に分けて配置し車体のブルーと馴染ませています。
風と空気の通り道を象徴するライン
青い車体に大きく走る白いラインは、空気や風の通り道を想像させ、空調や配管設備を扱う企業に相応しいデザインとなっています。
窓下のキャッチフレーズ – アクセントとメッセージの一体感
運転席と助手席の窓の下にはキャッチフレーズを白抜きで入れ、ブルーの車体に丁度良いメリハリのあるデザイン的なアクセントとしました。
従来の作業車との明るい差別化
白やグレー、黒などの従来多く見られる作業車と比べ、明るく爽やかなカーラッピングを施すことで、最新の技術を持つ将来性の高い企業というイメージを与えます。
ブランディング・認知を高めるカーラッピングデザインのポイント
カーラッピングには2つの目的があります。
- 商品やサービスのPR
- ブランディング効果アップ
商品やサービスのPR目的で行なうカーラッピングと、ブランディング効果アップのためのカーラッピングでは「デザインの構成」が大きく異なります。ブランディング目的のカーラッピングでは「ブランド(企業)がなにをしているのか?」や「どんなベネフィットがあるのか?」を明確に伝えることが重要です。
当サービスが今回のブランディングを目的にしたカーラッピングデザインで意識した点は次の3つです。
- わかりやすさが大事
- ブランディング目的のカーラッピングには企業名(サービス名)が必要不可欠
- 色彩心理を活用してブランディング効果を高める
ブランド認知を高められるカーラッピングデザインのポイントについてお話ししていきたいと思います。
わかりやすさが大事
どのような広告でも「わかりやすさ」は大事なポイントです。いろいろな情報を掲載したとしても、その情報が広告を見た人に伝わらなければ、広告としての役割を果たしていないことになります。
カーラッピングはホームページやポスター、チラシと違い、見る人の時間が制限される広告です。道路を走っている自動車が広告媒体となるため、見た人の印象にすばやく残るようなデザインである必要があります。
作例のカーラッピングデザインは、わかりやすさを重視したデザイン構成です。空調や配管設備工事の業務に関連する「空間」をイメージしたライン型のデザイン構成は、どんな企業なのか?という部分を一目で理解してもらいやすい見た目です。
色彩心理を活用してブランディング効果を高める
色彩心理効果はカーラッピングデザインでもとくに重要なポイントです。色彩心理効果とは、色、もしくは色の組み合わせによって見た人に心理的な作用を促す効果のことです。ブランディング目的のデザインでは広告に使用する色の種類が重要になります。
作例ではグラデーションを使いながら、色相の異なる3色を使用しています。青、白、黒の3色はご依頼者様の企業カラーとしても最適な組み合わせです。空調や配管設備工事で連想されるのは、風や空気、そして水です。ご依頼者様の仕事に関連する色である「青」や「白」をベースにして、一目でどんな企業なのか?という部分を理解してもらえるようにデザインしました。
青や白には、誠実さや清潔さといった意味があります。扱っている商品やサービス、企業姿勢や理念に共通する色を使用することで、包括的なブランディング効果が期待できるでしょう。
ブランディング目的のカーラッピングには企業名(サービス名)は必要不可欠
ブランディング目的のカーラッピングには企業名(サービス名)は必要不可欠です。見る人のインパクトに残るデザインだとしても、どの企業の広告なのか・何のサービスなのかがわからなければ、せっかく車体にデザインを施した意味がありません。だからこそ、企業PR・ブランディング目的のカーラッピングであることを一目で理解してもらうために「企業名(サービス名)」は必要不可欠なものです。その見せ方も大切になります。
制作カーラッピングデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
スタイリッシュで爽やかなカーラッピングデザインですね。
走行によって爽やかさが格段にUPしそうな斜めラインが魅力
右上がりのデザインは、商売繁盛の縁起をかつぐ意味でも取り入れられることがありますが、車のラッピングに用いるとスピード感が増してテキパキとした仕事ぶりをアピールできるようです。爽やかな2色のブルーと、清潔感のある白が、現場での迅速かつ的確な働きをイメージさせてくれます。ブルーの背景を白が切り拓くような構図は、清浄な空気や水といったイメージもあって、業務内容とマッチしています。
前部と後部はブルーがアクセントに
カーラッピングは、側面だけを意識してしまいがちですが、こちらのデザインは前後にもブルーのラインが少し顔を覗かせるデザインで、よりスタイリッシュな印象が高まります。特に、車を前から見ると、ヘッドライトが目で、ボディがユニフォームで、と特撮ヒーローのように見えてくるからユニークです。ブルーが効いているデザインだからこそ生まれる、颯爽としたスタイルが魅力的ですね。
カーラッピングはブランディングの強力なツール
このカーラッピングデザインは、企業のブランディングにも大いに寄与するでしょう。明るいブルーを基調としたカラーリングは、目立ちやすく、遠くからでも会社のロゴやキャッチフレーズが読み取りやすいので、広告効果も期待できますね。また、同業者や顧客にも印象に残るデザインで、競合他社との差別化が図れるでしょう。
・環境に優しいイメージもプラス
さわやかなブルーは、自然環境やエコロジーを連想させる色でもあります。エアコンや配管業者として、環境に配慮した取り組みや、省エネルギーの設備を提供する企業としてのイメージを高める効果もあります。これにより、環境意識の高い顧客からの信頼を得られる可能性も高まります。
・統一感のあるデザインでプロフェッショナルさを演出
車両全体に渡る統一感のあるデザインは、プロフェッショナルな印象を与えます。運転席と助手席の窓下にキャッチフレーズが配置されていることで、企業のポリシーやサービスへのこだわりが伝わります。また、デザインの細部までこだわった仕上がりは、業務に対する丁寧さやプロ意識をアピールすることにも繋がります。
まとめとして、このエアコン・配管業者のカーラッピングデザインは、目立つデザインと爽やかな色使いで、企業のブランディングや環境意識をアピールするだけでなく、プロフェッショナルな印象を与える効果があります。さまざまな角度から効果的なデザイン要素が盛り込まれたカーラッピングデザインだと言えるでしょう。
※カーラッピングのモックアップはイメージです。実際の仕上がりとは異なる場合がございます。