米国では1920年から1933年までの間、禁酒法によってアルコール飲料の製造・販売・輸送が全面的に禁じられていました。アル・カポネで有名なシカゴマフィアが暗躍していた時代です。その時期、非合法な販売店やヤミ酒場は「speakeasy」(スピークイージー)と呼ばれていました。いまでは、禁酒法時代のようなレトロなバーをスピークイージーと呼び、米国以外でも広がっているようです。スピークイージー風バーのロゴをピックアップしてみました。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
蓄音機のシルエットを使ったバーのロゴ作成例
ロゴデザイン作成例を見る (via Pinterest)
ライブ演奏を売り物にしているバーやレストランは珍しくありません。アナログレコードが聴けるバーも魅力的です。店名を「speakeasy」としているわけですから、このバーは「レトロ」を「売り」にしているのでしょう。レトロなインテリアなのか、レトロなレコードコレクションなのかはわかりませんが、音楽をイメージさせるシルエットとしては、やはり古風な蓄音機以外のチョイスはないでしょうね。
穴から鋭いまなざしがのぞくバーのロゴ作成例
ロゴデザイン作成例を見る (via Pinterest)
鍵穴から鋭い視線が向けられています。米国アトランタにある、その名も「禁酒法(Prohibition)」というカクテルバーです。訪問者が警察官かどうかをドア越しにチェックする様子をヒントにしているのでしょう。ギャングがある建物に入るときに、中にいる人物と合言葉を交わすシーンを映画で見たことがあるかもしれませんね。そういう情景を思わせるロゴです。ロゴ下部のリボンの「処方箋」「注意深く調合」というフレーズは、カクテルバーであることを怪しくユーモラスに説明しています。
禁酒法時代の反骨精神を持つビール醸造所のロゴ作成例
ロゴデザイン作成例を見る (via Pinterest)
米国サンフランシスコのビールメーカー「Speakeasy」のロゴマークです。この会社は、「Prohibition Ale(禁酒法エール)」というビールの製造からスタートしました。禁酒法時代も米国伝統の酒を守り抜いた、当時の密造酒業者や販売に貢献したギャングの精神をビールに込めているそうです。樽の味をそのままに味わってもらうために、醸造所にはタップルーム(英国のパブに相当するビールバー)が併設されています。「Speakeasy」のウェブサイトを訪れると、訪問者の動きを鋭く、でも可愛く監視する目に気づくと思います。
シカゴマフィアとFBIの攻防は映画のテーマとして何度も取り上げられています。禁酒法時代にはロマンを感じますし、イマジネーションも広がるでしょう。スピークイージーをコンセプトにしたバーやレストランのロゴであれば、アイデアがどんどん膨らんで、楽しくクリエイティブワークができるかもしれません。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
■ロゴ作成の依頼・制作料金について
ロゴ作成は予算や要望に応じたプランからお選びいただけます。お求めやすい価格でロゴの制作依頼が行えます。詳しくは上記リンクより制作料金プランをご覧ください。ロゴ作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。
■ロゴデザインの作成・提案事例へ
ロゴの制作実績を掲載しています。会社・商品・ブランド・団体など、カテゴリ別にロゴのサンプルをご覧いただくことも可能です。