美術展のフライヤーは、目を引くものがとても多いです。展示のテーマや作風を反映していて、魅力に溢れたものが非常に多くあります。今回は、海外の様々な美術展のフライヤーをご紹介していきます。(※紹介するフライヤーデザインは当サイトの制作事例ではありません)
強烈なインパクトを与えるフライヤーデザイン作成例
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一度見たら忘れられないような配色とデザイン。大きく開いた口の中にまた口が…見ていると吸い込まれそうな錯覚を起こしますね。真ん中に白で大きくRABARBAという美術展のタイトルが際立ちます。四隅に置かれた文字はそれぞれ画像に使われている色を使用しているため、色が多くてもチグハグな印象にはなりませんね。美術展に展示される作品も、きっとこんな感じでインパクトがあるのだろうと想像力を掻き立てられるようなデザインです。
モードな雰囲気のフライヤー制作例
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朱色に近い赤と黒、明度の高いグレーがスタイリッシュかつモードな雰囲気を醸し出しています。グレーは背景とタイポグラフィで2色を使い分けていますね。タイポグラフィに黒を使用していないため、背景が赤とグレーだけだとボヤッとした印象になってしまいますが、この縦と三角に入った黒があるだけで全体がかなり引き締まっています。
トルコ、ストリート・アート・フェスティバルのポスターデザイン
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このポスターは、トルコのイスタンブールで初めて開催された、ストリート・アート・フェスティバルのために作られました。黄色い地色に黒い刷毛で描かれたストロークは、左右ジグザクに繰り返し塗られます。ストロークの端に一文字ずつ配置され、文字をつなげると「イスタンブールの壁画」“ MURAL ISTANBUL ” になります。 英語で “ MURAL ” は壁画なのですが、ストリート・アートとも書かれており、 街の壁画から落書きと思われるものまで対象にしているようです。フェスティバルが開催されるコミュ二ティーの人々にとっても、世界のストリート・アーティスト作品を目にする良いチャンスです。突然の野外美術館出現と言ったところです。
ロシア帝国が生んだマルチ芸術家タトリンのポスターデザイン
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ポスターは、ウラジミール・タトリン “ Vladimir Tatlin ” を記念したものです。1885年ロシア帝国で生まれ、1953年亡くなるまで、画家、彫刻家、建築家、デザイナー、舞台美術家と、マルチクリエーターとして活躍しました。ポスターの中には、彼のポートレート、名前、誕生日、死亡日が挿入されています。山吹色を背景色に、ポートレートは巧に網版を使っています。網版を使用したことで、ベタのタイポグラフィー、紙の白色を利用し複雑な構成になりました。画面全体の構成は、ロシアン・アバンギャルドを思い起こさせるものになっています。
美術展のフライヤーということで商品の宣伝チラシとは違い、情報を伝えることに特化したものよりもデザイン性が高いものが多い印象でした。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。チラシのデザイン料金と作例
■チラシデザインの作成について
各種フライヤー・チラシの作成を行なっています。デザイン作成から印刷・納品までお任せください。楽しげなイベントフライヤーから、企業向けのシックで落ち着いたチラシまで、柔軟なチラシデザインに対応しています。チラシ作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。
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過去のチラシ(フライヤー)作成例をご覧いただけます。派手さのあるグラフィカルなフライヤーから、高級感や重厚さのあるチラシ、安売りなどを知らせるライトなイメージのチラシなど、世代やニーズ・ターゲットに合わせてデザインを作成しています。