グリッドシステムやガイドラインに基づいてロゴを作成すると、無用な視覚的混乱が避けられます。また、安定感が得られると同時に、どのようなサイズでもバランスを保つことができます。今回は円のコンストラクションガイドを活用してつくられたシンボルマークをピックアップしました。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
黄金比を使って描かれたオウムのロゴデザイン
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このオウムのシンボルマークは、さまざまな大きさの円をガイドにして作成されました。すべての円は、1サイズ小さい円との径の比が約1.618:1となっています。オウムの姿が無理なく表現されていると同時にマークとしてのまとまりもあります。よくできたロゴですね。しかし、ガイドを作れば自動的にこのような秀逸なデザインが誰にでもできるわけではありません。この作品でいえば、ガイドの円の中心をどこに置くかによってオウムの出来がおおきく変わります。センスの問われるポイントです。
かわいいミニマルなうさぎのロゴ
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このうさぎのシンボルは、地面に接するうしろ足部分とつぶらな目以外は、すべて円のガイドに基づいて描かれました。このような線だけで構成されたミニマルな動物の場合、輪郭の一部に切れ目を入れていることがよくあります。これによってかすかな立体感や重なりが得られます。このロゴの場合、耳と前足にこのテクニックが活かされています。海外のデザイナーの作品なのですが、どことなく和風の工芸品のようなテイストになっているのがおもしろいですね。
曲線だけで構成されたチーターのロゴ
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疾走するチーターをミニマルに表現したロゴマークです。単一の太さの線だけで描かれています。終端を丸くすることでネコ科の動物の足先や尾の感じが表現されています。このチーターも前掲のうさぎと同じく、線の一部に切れ目を入れて足の重なりを演出しています。
円弧でトリミングして生まれたサイのロゴ
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たいへんユニークな作品です。これまでのサンプルが線で描かれていたのに対して、このサイは平面を大小の円弧で切り取っていき、残った部分がシンボルマークになっています。ちょうど切り絵のような感じです。「そうだ、円だけで切り取ってサイにするぞ」と着想を得て、実際に最後までやり遂げたわけです。足のあたりに苦労のあとがうかがえます。
最後のサイの例のように困難が待ち受けているかもしれませんが、円のガイドだけでロゴを描いてみると、ユニークなシンボルマークが得られるのではないでしょうか。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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