海賊というと、船にのって海を渡り、他の船舶や海のそばにある町から略奪等を行う武装した組織のことを指します。ところが、頻繁にヒロイックな存在として取り上げられることで、すっかりポジティブなイメージが定着しました。ロバート・ルイス・スティーヴンソンによる子供向け海洋冒険小説『宝島(Treasure Island )』やその二次的創作物を筆頭に、ディズニーによる『パイレーツ・オブ・カリビアン(Pirates of the Caribbean)』、そして日本の漫画『ワンピース』などがその代表例として挙げられます。
今回は、そんな海賊のなかでも、とくにスカンディナヴィア半島周辺地域やバルト海沿岸で大暴れしたノルマン人である「バイキング」をモチーフにしたロゴデザイン例をご紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ステレオタイプ的なバイキングをあしらったロゴデザイン
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ステレオタイプ的なノルマン人をベースにしたロゴデザインです。ツノをあしらったバイキングの象徴ともいえるヘルメットを被り、口元に立派なヒゲをたくわえています。ワントーンで仕上げていることもありシンプルにも見えますが、細部までしっかり作り込んであるため、不思議と印象に残ります。
「ムーンドッグ」を象徴的に用いたロゴデザイン
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トルコの南の東地中海上、キプロス共和国にあるというレストランのロゴデザインです。コアな音楽ファンならツノの付いた革製の兜を見てピンとくるかもしれません。屋号にある「ムーンドッグ(MOONDOG)」とは、20世紀にニューヨークでストリートミュージシャンや作曲家、詩人として活躍した盲目のアーティスト、ルイス・トーマス・ハーディンのこと。いつもバイキングの装束を着て、ツノ付きの兜をかぶっていたことから、「6番街のバイキング」との異名を持ちます。レナード・バーンスタインやチャーリー・パーカーなど、著名な音楽家らとの交流があったことでも知られます。余計な説明をしなくても、ユニークな兜と「ムーンドッグ」という屋号があるだけで、アメリカ料理のお店だとわかるというわけです。
バイキングというと、海外ではノルマン人を意味する記号として知られますが、日本ではブッフェのことを連想する人がほとんどでしょうか。文化的に、バイキングは国内では使いどころが難しいモチーフといえるかもしれません。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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