夜のイベントを案内するチラシは、少しくらい雰囲気があった方が興味を持ってもらえるものです。今回は、シンプルな色使いでありながら、心をしっかりつかんでいるイベントのチラシ作成例を2例ご紹介します。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)
カラスと中年紳士のイラストを使ったチラシ作成例
チラシデザインを見る (via Pinterest)
まず1枚目で目につくのは、上部に大きく書かれている開催日時です。「20-FEVEREIRO」と大きく赤く、ホラー映画に出てきそうな不揃いの手書き文字が使われています。その下に、真っ黒なカラスがどっしりと鎮座しています。カラスの口から出た赤い吹き出しには、料金が白抜き文字で書かれています。続けて、出演バンド名、会場のバーの名前と場所が、すべて赤いホラー映画風の文字で書かれています。
雰囲気こそおどろおどろしいですが、文字情報は赤、カラスは黒と、とてもシンプルな対比です。また、文字とカラスがお互いに存在感を強く主張していますが、上手く拮抗しており、結果としてバランスの良い、分かりやすい構成になっています。
2枚目では、パイプを咥えた中年男性が、チラシの中央で微笑んでいます。さらに目線の部分が赤く塗りつぶされていて、そこに出演バンドの名前が手描き風の文字で書かれています。これだけでかなりのインパクトです。男性の頭部には、1枚目と同じようなホラー映画風の手書き文字で、イベントの開催日時が書かれています。男性の額には開場時間、開演時間、会場のアクセス情報が載っていますが、こちらはタイプライター風のフォントが使われています。眉間には4ユーロと、料金だけが手書き文字で書いてあります。
中年男性と赤い目線のインパクトがあまりにも強く、文字情報の書体のばらつきは、むしろ遊び心の反映に思えます。強いインパクトを持ちつつも、肩の力がほどよく抜けた、良いチラシデザインです。
チラシはすっきりと分かりやすく構成するのが重要ですが、そこに若干の遊び心を持たせると、より魅力的なチラシに仕上がります。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。チラシのデザイン料金と作例
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