言葉の意味を視覚化して表現したものを「バービコン」(verbicon)といいます。商品名やサービスのロゴを作成するときの参考になります。今回はおもしろいバービコンの制作例を紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
タップするのは指だけとは限りませんが
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スマートフォンやタブレットはもちろん、ATMや案内板などわたしたちはタッチスクリーンまたはタッチパネルに囲まれて暮らしています。タブレットペンなどもあるので、タップは100パーセント指だけで行われるわけではありませんが、割合は圧倒的に指が多いでしょう。大文字「A」を指先に見立てて、”tap”をバービコンにしました。文字とイラストの線の太さは揃えています。
実は獲物に命中すると戻ってきません
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戻る、という意味の”return”の「r」がブーメランに入れ替わっています。アクション映画やヒーローもので武器として使われることがあるブーメランですが、獲物や敵に命中したら自分のところに戻ってくることはないそうです。殺傷力のあるブーメランが獲物をしとめたあと戻ってきたら、自分自身が2匹目の獲物となってしますからです。ごもっとも。とはいえ、戻ってくるものといえば、ブーメランが最初に頭に浮かびますね。ほかには投げたボールを拾ってくるワンちゃんでしょうか。
ひらめくとやはり電球が光るのです
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いいアイデアが浮かんだときに電球にパッと光がともるのは、昔からアニメなどでよくみる表現です。また、アイデアそのものの視覚的メタファーでもあります。大文字「D」のカーブした部分(ボウル)が大きく膨らんで電球の形になっています。
現在ではほとんど使われることのない鉄球です
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破壊、という意味の”destruction”ですが、その「o」を鉄球にした案です。建造物の解体に大きな鉄球が使われているのを映像アーカイブなどで目にしたことがあるかもしれません。日本国内では山間部や周りに民家のない農村などを除いてほとんど使われていないそうです。
今回ピックアップしたサンプルを並べてみると、使われている視覚的メタファーが、極めてオーソドックスだったり、古くから使われていたものであることに気づきます。誰にでもパッとわかるロゴマークにしたかったら、良い手段と言えそうです。
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