最近は、極彩色の派手なグラデーションではなく、色味の差があまり大きくない穏やかなグラデーションを採用したロゴが増えているようです。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
セントラルヒーティングの管理サービスのロゴデザイン
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ビルのセントラルヒーティングシステムの管理サービスを提供している、ニューヨークの”Heat Watch”という企業のロゴマークです。暖房システムやボイラーの安全で効率的な運用のために、専門的なソフトウェアやアプリ・機器・人材によって24時間監視します。作者によると水滴と炎がモチーフだそうです。お湯または水蒸気で熱を循環するので、水滴がモチーフになるのですね。炎はボイラーの象徴でしょう。ブルーとグリーンのグラデーションを使って、エネルギー効率の高い、新しいシステムであること印象づけています。
スペクトルにしては派手さが抑えられたロゴ
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“spectra”とはスペクトルのことです。プリズムに光が入ると虹色になって出ていきますが、そのように色の成分に分解された状態をスペクトルといいます。色だけではなく、周波数スペクトルや音声スペクトルなどがあります。このサンプルでは、プリズムをモチーフにしたかのような三角形が使われています。プリズムといえば虹色なのですが、このサンプルではマゼンタからシアンへのシンプルなグラデーションにしています。しかも彩度も低めに抑えられているため、一般的なスペクトルのイメージよりも落ち着いた仕上がりになっています。また、三角形のフォルムは、3次元オシロスコープに表示された波形のようにも見えます。
幻想的な鳥のマーク
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ツルやサギを思わせる鳥が、幾何学的な曲線を使って描かれたシンボルマークです。明るいブルーから、ほんの少し赤みの入ったミディアムパープルまでの繊細なグラデーションで、頭、胴体、翼の境が示されています。厚みを持たない面だけの鳥です。幻想的なアニメーションのように動き出しそうです。
フォルムが同じでもグラデーションの入れ方によっては、ずいぶん印象が変わります。ソリッドカラーでは期待する結果が得られないときは、微妙に変化するグラデーションを試してみるといいかもしれません。グラデーションは、濃い部分と薄い部分をどのようなバランスで変えていくかだけでなく、上下左右、内外などグラデーションをかける方向によってもいくつものバリエーションが考えられます。シンプルなようでいて、デザイナーのセンスが問われますね。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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