動物が特定の概念を示していることがあります。例えば、ネコは自由を、イヌは忠誠心を連想させます。また、ハトが平和、フクロウが知恵の象徴であることはよく知られています。このような動物のイメージをロゴマークに利用するのもひとつの方法でしょう。今回は少しひねった例をご紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ファイル検索をイヌにまかせてみよう
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ファイルシェアリングサービス(現在はサービス終了)のロゴです。サービス名の”dig”は「掘る」という意味の英語です。また、そこから「(掘って)探す」という意味にもなります。そう、掘る、といえばイヌですね。このロゴマークでは、イヌが地面を掘っている姿でファイル検索をシンボライズしました。イヌの全身が見えていないところもおもしろいです。現実の動物に引きずられずに、ロゴカラーに赤を選んだのもグッドだと思います。とても印象的なロゴマークです。ロゴタイプは、サンセリフ系の太いフォントを選びキャメルケースで表しています。
守ってもらうなら力の強いゴリラが適任
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データセキュリティ技術を提供している企業の”StrongKey”というサービスのロゴです。ゴリラがUSBメモリをしっかり抱えています。説明するまでもなく、USBメモリがデータを、ゴリラがセキュリティサービスを象徴しています。このロゴマークのゴリラは、力強さを表現しながら親しみやすさも持ち合わせていて、絶妙のバランスを保っています。こちらもロゴタイプはキャメルケースになっています。「t」「g」「y」に特徴のあるフォントです。もしかすると既存フォントに手を加えているのかもしれません。現在では、企業名をこのサービス名と同じ”STRONGKEY”に変更して、ロゴマークも刷新しました。新しいロゴではどんな動物になっているか気になる方は、strongkey.com/about/で確かめられます。
「ほらふき男爵」にヒントをもらったロゴ
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お茶やハーブ・はちみつ・ジャムなどの食品を扱うオンラインショップのロゴマークです。 まず目が止まるのが奇妙な角です。店名「オレンジの木」と丸い物体の色から、オレンジの木を表現しているのだな、とわかります。でも「なぜシカ?」「なぜツノがオレンジの木?」という疑問が次々に湧いてきます。このロゴマークは、『ほらふき男爵の物語』のあるエピソードに着想を得て考案したそうです。サクランボの種で鹿を撃ったら、鹿の頭に木が生えて、とてもおいしいサクランボが実った、というお話です。もう、この店名とロゴマークが強く記憶に焼き付いてしまいましたね。
お気づきかもしれませんが、3点とも企業・サービス名に「イヌ」「ゴリラ」「シカ」を意味する単語は含まれていません。あくまでも事業やサービスのコンセプトを視覚化するにはどうするか考えた結果の表現であるといえるでしょう。
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