「狐」は太古の昔から人類とともに生きてきた動物です。それゆえ日本において神仏の祭事には、この狐が祀られることが多く、ロゴとしてもよく使用されます。三つの異なるロゴ表現を紹介いたします。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
シルエットを使った狐のロゴ作成例
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この「狐」のロゴはポーランドのデザイナーによって制作され、すでに商標登録されているものです。単色で描かれたロゴは、狐の丸くなる習性を絵にしたもので、何かを包み込むようなシルエットになっています。丸くなった狐のシルエットは脚も手も描かれていません。鼻と耳と尾っぽの部分だけが狐らしさを作っています。それゆえ狐は単純な文字のような記号としての美しさを漂わせます。
二本の線から生まれた狐のロゴ作成例
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この狐も単純明快なロゴマークと言えます。ロゴは二本の線で構成されていますが、一見もっと線が使われているようにさえ見えます。それは尾っぽの切り返しが後ろ足、お尻になったり、もう一本の線で前足ともう一方の後ろ足になるという、単純でありながらさまざまなものを説明しているからです。一つ一つを見て確認することはできますが、全体を見たときその複雑な構造を視認することはできません。人間の見る習性を利用した遊びで心が楽しさをつくります。
グラデーションを駆使した狐のロゴ作成例
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毛並みの柔らかさが表現されたロゴデザインですね。見ると狐は9つの面で構成されています。その全ての面にグラデーションが使われていることで、柔らかさが表現できているのです。4つの面で構成された背から尾先は、明るい内側からやや暗くなる外側へゆるやかな階調を作ります。光の明暗と形と動きの説明にグラデーションを使うことで、柔らかさを作り出しているのです。
面、線、階調を使ったロゴを見てきました。それぞれ表現は異なりますが、デザインの遊び心が詰まっています。もちろんこうした手法が使えないテーマやモチーフもあるので、チャンスが訪れたとき使ってみてはいかがでしょうか。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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