イメージを利用しロゴを制作するデザインを取り上げます。六角形、黄色と黒のストライブ、花など、「蜂」のテーマには欠かせません。蜂蜜を表現するとき、蜂そのものを描かなくともデザインは可能です。組み合わせやデザイン・アイディアで蜂も表現できます。デザイナーとして記憶に残る形、組み合わせを見つけることもロゴ制作には必要です。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ハニカムの中の蜂を描いたロゴデザイン作成例
ロゴデザインを見る (via Pinterest)
本来蜂がハニカムの中にいるのは幼虫のときです。このロゴでは蜂がハニカムを背負っています。実際に背負うことはありませんが、蜂が蜜を花から運ぶイメージをつくっています。ハニカムに詰まった蜂蜜が、食卓に運ぶイメージも感じます。さらに垂れている一滴の蜂蜜下部に白抜きがあります。この白抜きが全体のアクセントを作り蜜の照りを表現します。ハニカムの中に白抜き部分を入れることで、蜜の詰まったイメージ、さらに視覚的軽さを作ります。絵画のような重厚さは、ラベルデザインに必要ありません。軽快な視認性が求められるものなのです。
花の中の蜂を描いたロゴデザイン作成例
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このロゴデザインは六角形を基調にしています。花の形態がもつ幾何学性を視覚化したものです。蜂は黄金分割の美しいものほど群がると言います。その習性をこのロゴは利用しています。花びら部分を蜂に見立てることで、花の蜜をとるイメージをより具体化します。全体を見れば花で、部分を見れば蜂がいる。このデザインにも全体は部分で構成されるが、部分を見ると全体を把握することができない、ゲシュタルト心理学が利用されています。この見立てがデザインの面白さを作り出します。
ハニーディッパーと蜂のロゴデザイン作成例
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ハニーディッパーとは、蜂蜜をすくう丸いヒダのついた棒のことです。このディッパーを思い起こさせる形と、蜂と飛ぶ軌跡を重ねたイメージから、蜂蜜に関するロゴだとわかります。この軌跡に黄色を使用しているので、背景色の多様性は限定されますが、最も軌跡が美しく見えるのは黒色で間違いありません。ハニーディッパーは何もないのに形をイメージさせ、蜂と軌跡と見えないディッパーと黄色と黒色で、蜂蜜のイメージをつくっています。複数のイメージを使ってこのロゴデザインはできています。
蜂を使ったロゴでも、一つ一つを見てみると表現テーマが異なることがわかります。そのテーマによって表現方法も異なります。どの方法を使うかベストというものはありません。ですのでクライアントのイメージを上手くつかみとることが大事になります。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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