認知度を高めるのに動物を使う表現は、いつの日でも受け入れやすいものです。また記憶に残しやすいものでもあります。ここでは「いぬ」「きつね」「とり」の三つを見てみましょう。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ハッチング技法を使用した犬のロゴ作成例
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通称インレタと呼ばれる貼るインスタントレタリングのラインを重ねて作られたものです。この方法は、絵画技法のハッチングを利用したものです。線を重ねることで色合いを濃くする技法で、線だけで面を使わないで形を表現する方法です。犬を描こうとするのではなく、犬に見えるように制作したロゴデザインです。
面取りのきつねロゴデザイン
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幾何学的に作られたきつねのロゴマークです。四辺形を元にふたつの五面体を組み合わせてきつねを作っています。オレンジ色の濃淡の6色を使い面取りのような立体物に見せています。実際には、きつねを立体的に作ったものではないことがわかります。本来であれば目の部分から耳にかけても、立体的形状が異なるからです。そこがこのロゴデザインの狙いどころです。一見きつねに見えてきつねではないのに、全体でやはりきつねを想像させる。見る側にはディテールよりも全体を把握する心理が働きます。
王冠をつけた鳥のロゴデザイン
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通常、王室に関係する鳥は鷲などです。この鳥を見ていると鷲にも見えますが、可愛さの残る鳥のようにも見えます。鷲は筋肉があるのに、この鳥はペッタンコですね。この折り曲がった形がある種のひょうきんさを作ります。高貴さ、威厳も感じますがマガジンラックのような形態が、我々の記憶のなかに侵入します。そこがこのロゴの狙いだと思います。イメージを重たくせずに軽やかなイメージにする。尾と目の部分が白抜きになっていることも見逃せません。二つの要素が視覚的軽さを出しているからです。重たいテーマを軽いイメージに仕上げることもデザインの技と言えます。
三つの動物をテーマにしたロゴを見てきました。空間的、立体的、平面的とさまざまです。ロゴ制作をどのような計画で進めるかも考えると楽しそうです。
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