動物が人と共存をはじめることで、人は動物をシンボル化していきます。ある動物は神の化身となり、四季を注げる動物を知ればこれもシンボル化しました。そうしたシンボルをロゴに使うことで、歴史的イメージさえも利用することができるのです。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
走る馬のロゴ作成例
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走る馬の姿は人に感銘をあたえます。連続写真が撮れるようになるまで、人は馬がどのように脚を使って走るのかわかりませんでした。白馬は神の使い、また権力の象徴として崇められました。馬をロゴにするとき、さまざまなポーズを選択しなければなりません。このロゴは走る動的な動きを単純化した線で表現しています。筋肉も目も表現していません。細かなことを説明せず単純化したことで、ロゴはシンボル化しました。ロゴ制作目的の一つに企業イメージのシンボル化があります。 企業の行動力、共存性、信頼性などを表現するのに、馬は適したモチーフと言えます。
立ち上がる馬のロゴ作成例
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この馬のロゴは、ディテールなども感じられます。なぜならロゴが単純でありながらシルエットとして制作され、イメージにリアルさを感じるからです。普段見ることができない馬の立ち上がったポーズは、見る人にリアルさを伝えます。馬が騎手によって操られ、こうしたポーズを取っていることも瞬時にわかります。騎手の洋服、キュロット、帽子、手、馬の頭飾りなど、シルエットでありながらわかります。この伝達力がロゴとしての面白さを作っています。人は意識せず瞬時に見て判断しますが、瞬間でさえさまざまなことを見ています。ですから特徴を捉えることが、ロゴ制作、シンボル化には大事な要素なのです。
チェスのナイトを模したロゴ作成例
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チェスのコマの一つに馬の頭部を使っているものがあります。コマをナイトと呼び、騎士を表します。王を守る騎士団の象徴が、騎乗した騎士であることから、チェスで王様を守るコマの一つがナイトになるわけです。この騎士の象徴をロゴに使うことは、馬、気品、正義、信頼、忠誠を体現する企業ということです。実際にアラブ馬を育てる企業ロゴのようで、ナイトの馬のイメージなのでしょう。金が使用されていることでも高貴な感じがわかります。ディテールを光と陰二色で使い分けすることで、より立体感を作っています。文字も気高さを表現するため、保守的なタイポグラフィーを使用しています。
古来から馬をモチーフにしたロゴは、世界中で見つけることができます。それだけこのモチーフがポピュラーであり、品格の象徴となっていることがわかります。その源には、権力を守るナイトが如何に人々にとってシンボル的だったということです。シンボル化した物語をロゴ制作に使うことも一つのアイデアなのです。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ロゴデザインの作成について
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