可愛くポップなデザインでブランドイメージを伝えるロゴデザイン作成例

優れたロゴデザインは、ブランドや企業、サービスのイメージを直感的に伝え、人の心を動かすことができます。

「ロゴが好きだからこのブランドが好き」という風に、ロゴデザインが先行してブランドが愛されるという例は世界中にあるでしょう。今回は、海外デザイナーによる、可愛くポップなデザインでブランドイメージを表現するロゴデザインを一緒に見ていきましょう。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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ポップな可愛らしさの裏にブランドのメッセージを託したロゴデザイン

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ブラジルのデザインスタジオPetrikórによるロゴデザイン。ペットが抱える問題に対して、シンプルかつ独創的な解決策をもたらす商品の提供、というコンセプトを持つブランドRUSKA。直線を使用しない丸いデザインのロゴは、真っ赤な色使いも相まって、実にポップで可愛らしい印象を与えます。

製品に使われる色も赤、青、黄色の原色を基本としていて、真っ赤な色使いのポップなロゴデザインと高い親和性を持っています。その特徴的な色づかいは【ペットである犬や猫の知覚できない色】というのを基準に選んでいるそうで、犬はブランドのカラーなど気にしない、というメッセージがそこには隠されています。ポップで可愛らしい、ポジティブなイメージとは少しギャップのあるデザインコンセプトが、ブランドの個性を強烈に演出しているでしょう。

お洒落なブランディングで人を惹きつけるレストランのロゴデザイン作例

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アメリカのクリエイター集団SAINT URBAINによる、ロゴデザイン。ブルックリンにあるメキシコシティ風のレストラン、PANZONは落書きや看板などの活気あふれるストリートカルチャーを深く掘り下げ、デザインに反映させているそうです。特に、人間の手による、手描きのグラフィックに刺激を受けたとされるデザインは、デジタルの均整の取れたクールさではなく、ナチュラルな温かみを感じさせます。

手描きで描かれたイラストやロゴが感じさせるナチュラルなイメージは、食品を扱う飲食店にとって、非常にポジティブなイメージとして作用しているでしょう。ストリートでポップなロゴデザインは、トートバッグなどのアパレルグッズにも活かされ、とてもお洒落なブランディングで人々を惹きつけています。

ミニマルでモダンというコンセプトを可愛さと共に体現するロゴデザイン

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ウクライナのデザインスタジオObrazur Brandsによるロゴデザイン。アルパカコーヒーは、アンデス地方に拠点を置くコーヒー会社で、アルパカをモチーフにした可愛らしいロゴデザインが印象的です。アルパカのイラストには黄金比が採用されていて、可愛さだけではない端正さを感じさせ、上質なイメージが演出されています。

3色のカラーパレットは、競合他社との差別化と、色だけでコーヒーを連想できるよう慎重に選択されたものですが、単純な可愛らしさも感じさせる、お洒落な色選びとなっています。アルパカの黄金比による端正なシルエットや、わずか3色の色構成など、シンプルで無駄のないデザインは、ミニマルでモダンというブランドのコンセプトを、見事な可愛らしさと共に体現しているでしょう。

海外デザイナー達による、可愛くポップなデザインで、ブランドイメージを表現するロゴデザインをご紹介いたしました。一見すると、わかりやすく可愛いロゴデザインにも、さまざまなブランドイメージやコンセプトが隠されています。

シリアスなブランドイメージを、ポップなデザインと共に表現することで感触を変え、手に触れやすくしてしまう不思議な感覚は、デザインが持つ大きな力のひとつなのではないでしょうか。