イラストで商品の魅力を表現する食品のパッケージデザイン作例

おいしそう、健康によさそう、品質が良さそう。食料品のイメージは、パッケージのデザインによって大きく変わってきます。

味、特徴、生産地や価格帯など、多くの情報や印象を表現し、消費者のもとに届けるパッケージデザイン。

今回は、食品パッケージの中でも、イラストを使用して、商品の魅力を演出するパッケージデザインを一緒に見ていきましょう。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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手描き風のイラストで良質な自然素材を連想させるパッケージデザイン

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韓国のクリエイターによる、フルーツジャムのパッケージデザイン。苺、ブルーベリー、オレンジそれぞれのイラストが描かれたパッケージですが、手描き風のイラストにすることで、食品としてのポジティブなイメージを演出しています。

手描き風のイラストは、自然さを演出してくれます。果物という自然の素材を使う食品にとって、そのイメージはとても効果的でしょう。自然な曲線は柔らかさや温かみも感じさせてくれるので、自然素材を使って手間暇をかけて作る、ジャムの本来的なイメージともマッチしています

全体のシンプルなデザインと手描き風のイラストにより、商品に使用している自然の素材が良質であるというイメージをとても上手く演出しているでしょう。

遊び心たっぷりのフレーバーを表現するパッケージデザイン

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アメリカのデザイナーJordan Turnerさんによる、クッキーのパッケージデザイン。クッキーといえば一般的にはバターの甘い香りを想像しますが、この商品は冒険好きな人向けのお菓子というコンセプトのもと、唐辛子味などユニークなフレーバーを揃えています。

フタと底面に描かれたポップなデザインのイラストは、そんな遊び心をうまく表現しています。イラストと写真との組み合わせ方も、ユニークなこの商品のアイデンティティを感じさせます。

一般的なクッキーのフレーバーからは想像しづらい色の選び方も、商品のコンセプトにとてもよくマッチしているでしょう。

集めたくなるキャラクター性豊かな可愛いパッケージデザイン

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ヨルダンのデザイナーSana’a Tayyanさんによる、チョコレートのパッケージデザイン。ミルクは牛、ナッツはリス…という感じで、フレーバーごとにそれぞれ違うモチーフで描かれたイラストを全面にレイアウトした、大胆なデザインとなっています。

ミルクチョコレートは白髪の貴婦人、ダークチョコレートは黒いハットの紳士…というチョイスがとてもユニークで遊び心を感じさせます。

キャラクター性の高いパッケージで、「食べたい」と同時に「欲しい」という気持ちを刺激する、コレクションしたくなるような魅力をもったパッケージデザインに仕上がっています。

消費者の心を動かす、イラストを使用した食品のパッケージデザインをご紹介いたしました。モチーフや絵のタッチで多様なニュアンスを表現できるイラストは、パッケージデザインの幅を大きく広げてくれます。

これからもさまざまなイラストによる新しい食品パッケージが、世界中で作られていくでしょう。