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型抜きが楽しくさせる招待状デザインのアイディア


皆さんは普段どのような招待状をいただきますか?結婚式やパーティ、講演会などの案内状などもそうですね。最近は結婚式の招待状も可愛いものが多く、こだわりを持って細部まで指定できるそうです。美しいデザインや変わった仕様のデザインは印象に残りますよね。今回は招待状の中で切り抜きを使用した楽しいデザインを集めてみました。

こうした「切り抜き」のデザインには、単なる装飾以上の意味があります。たとえば、切り抜きの向こう側に印字された文字やイラストが見える瞬間に、受け取った人はちょっとした驚きや好奇心を抱くものです。まるで絵本をめくるような仕掛けを感じることができるのが魅力といえます。紙に直接穴をあけるだけでなく、そこに透け感のある素材を重ねたり、複数のレイヤーをつくるなどのアイディア次第で、招待状全体の雰囲気を一段とアップグレードできます。特殊加工や素材の組み合わせにより、実際に手に取った時の驚きを演出できるのも「リアルな印刷物」ならではの醍醐味です。

 

ユニークなアイディアが光る参加型の招待状デザイン

招待状デザインを見る (via Pinterest)

「Please join us」と書かれた通り、レッドの招待状を引き抜くとまるでワイングラスにワインが注がれたような仕様になっています。持っている部分がワインボトルになる発想が楽しいですね。切り抜かれたワイングラスの中にはイベントの詳細が書かれています。タイポグラフィも手描き風の柔らかな文字で、よりイベントの楽しさを引き立たせていますね。

このデザインのポイントは「動き」のある仕掛けと「視覚的連想」を組み合わせている点です。ボトルからグラスにワインが注がれる様子を連想させることで、受け取った人が自然と招待状を操作したくなる気持ちを誘導しています。こうした参加型要素を取り入れると、記憶に残りやすいうえ、SNSなどでシェアされる可能性も高まります。イベント告知としては、集客効果や宣伝効果にも期待できるでしょう。さらに、招待状のコンセプトをイベント自体のテーマに合わせたり、飲食関連のイベントであればメニュー内容に関連づけたりすることで、「開封して楽しい、参加してもっと楽しい」招待状が完成するのです。

 

透明感が美しいウェディングの招待状デザイン

招待状デザインを見る (via Pinterest)

透明感にハっとさせられる美しい素材を使用したデザインです。「E」という文字で切り抜かれた部分を避け、細やかな文字がデザインを邪魔しないように繊細にレイアウトされています。切り抜きの先に見える景色も含め、楽しめるアイディアですね。結婚式などのメニュー表や席札デザインなどにも活かせそうです。

ウェディングの招待状は、とにかく華やかで特別感のある仕上がりが好まれます。透明素材を使うことで、紙とは異なる軽やかさと上品さを表現できるのは大きな魅力です。たとえばアクリルやトレーシングペーパーなどを重ねると、光の当たり具合や重なりによって文字やグラフィックが変化し、優美な印象を与えられます。さらに、切り抜き部分からあえて背景がのぞくデザインは、フォトブースとして使えるような応用も考えられるでしょう。ゲストにとっては、招待状そのものがアルバムに保管したくなる記念品にもなるのです。

 

おしゃれで粋な他素材を盛り込んだ招待状デザイン

招待状デザインを見る (via Pinterest)

「07」というキーワードに目が行くこのデザイン。切り抜かれた部分に光沢の美しいリボンを通した装飾が施されています。注目すべきはこのリボンが切りっぱなしなところ。とても粋なデザインです。数字の切り抜きの角度もしっかりフォントに沿ってデザインされていて手が込んでいます。他の情報は至ってコンパクトですが、このデザインのカードをいただいたらとても印象に残りますね。これもパーティイベントなんかに活かせそうなデザインです。

このように、切り抜きと他の素材を組み合わせる手法は、招待状の世界観を一気に拡張してくれます。特にリボンや布地、金属の小物などをアクセントとして組み込むと、一種のコラージュのような雰囲気に。メインとなる招待状の紙質とのコントラストが生まれるため、より立体感が強調されます。また、紙の「厚み」や「色味」、そしてリボンや紐などの「質感」が合わさることで、イベント名や開催日などのシンプルな文字情報だけでも、十分に印象的に見せることが可能です。招待状を開いたときに面白さを感じさせられるかどうかは、こういった素材同士の組み合わせや配置の妙にかかっています。

 

まとめ

型抜きに限らず、箔押しやエンボス加工などのオプションをプラスすると、アイディアを膨らませることができます。もし自分が招待するイベントがある時は思い切って斬新なデザインや個性的なデザインに挑戦するのもいいかもしれませんね。

実際にオリジナルの招待状をつくる際は、テーマや目的、予算、納期などの条件を整理するところから始めましょう。そのうえで、どんな体験をゲストに味わってもらいたいのか――「開封時に驚きやワクワク感を与えたい」「手に取った瞬間、高級感を覚えてほしい」など、演出したいイメージに合わせてデザインの方向性を決めていくとスムーズです。また、近年はネット上にも数多くの印刷サービスがあり、型抜きや箔押しなど特殊加工を少部数からでも注文できるケースが増えています。自宅から簡単に注文できるため、試作を重ねて理想のイメージに近づけやすいでしょう。

もう一点、忘れてはならないのが「情報のわかりやすさ」です。いくらデザインが凝っていても、日時や場所などの重要事項が読みにくい、あるいは誤って伝わってしまうようでは本末転倒です。切り抜きによって文字が隠れてしまう場合は、そのレイアウトに十分配慮する必要があります。加えて、招待状を受け取った方がハサミを使用して仕掛けを完成させるようなデザインなら、誰もがスムーズに扱える仕組みをあらかじめ想定しておくなど、実用性とエンターテインメント性とのバランスが大切です。

 

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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