ステーショナリーはさまざまなビジネス・アイテムです。送られたステーショナリーで会社のイメージもわかります。ステーショナリーは、会社イメージを左右する重要なアイテムなのです。また案内状のデザインは、催しものをイメージするものでなければなりません。今回はそんなステーショナリーのデザイン例を見てみましょう。
案内状とアドレス・ラベルのデザイン制作例
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この案内状のデザイン・コンセプトが、高級思考であることがわかります。デザイン・イメージにアールデコ調を使用することで、文化的イメージを強調しています。この招待状を受取る方が、文化に興味を持っていることは言うまでもありません。このインビテーション・デザインに特色の金地を使用していることでもわかります。デザインコンセプトは、1930年代ニューヨークの街に見られるロックフェラー・センターを代表するアールデコ調で、封筒に使用されている住所ラベルのデザインも幾何学模様を使用したアールデコ調がほどこされ、イメージの統一感を作ります。文化的イメージを出そうとする時、こうした様式化された歴史的図像を使うこともデザイン思考には必要不可欠です。
スモール・ビジネスのステーショナリーデザイン
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このデザインの基調色はオレンジと明るい青の二色です。このモックアップが平坦に見えないのは、基調色であるオレンジ色の鉛筆を入れているためです。オレンジ色の鉛筆が、立体物としても他の青色と対峙するようにアクセントを作っています。鉛筆以外が平面の物で占められていることから、鉛筆の細さが立体性、また同時に線としてのアクセントになっているわけです。このデザインの画像では、個々に使用されている「W」を使用したデザイン・ロゴよりも、オレンジと青の対比でほかの白い色面を際立たせています。この効果が全体のロゴデザインの爽やかさを作り出していることがわかります。その意味において、このデザイナーはプレゼンテーションに力を入れていることがわかります。
ロゴと背景色の二刀流デザイン
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最初のデザインもデコ調の幾何学模様を使用していましたが、取り上げたステーショナリー・デザインは、ロゴと地色の二つをケース・バイ・ケースで使い分けることができる二刀流を提案しています。ロゴは単体で独立しても使用可能になっており、名刺に使用されるロゴの背景にオリジナル・シンボル・パターンを使っています。この方法ですとさまざまな用途、またバリエーションを容易に作ることが可能です。パターンをシンボル化することで、そのパターン・デザインを見て会社イメージを想起できることも可能になる、デザインの二刀流といってよいものです。
三種類のステーショナリー・デザインをみてきました。それぞれの目的によってデザインの遊び方も異なることがお分かりになると思います。それはデザイン上、何を見せたいか具体化することが大事であることを意味します。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。デザイン料金と作例
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