Skip links
“間違い”を効果的に利用した広告

“間違い”を効果的に利用した広告デザイン例


“間違い”を効果的に利用した広告

本来、広告には決して内容に間違いがあってはなりません。たとえば、企業名や商品名に一文字でも誤りがあれば、消費者に対してまったく別の企業や商品を紹介してしまうことになりうるため、すみやかかに撤去される必要があります(実際、類似した企業名や商品名が少なくありません)。

そんな広告に関するルールを押さえた上で、あえてスペルミスや画像の並べ間違いをすることで、意外性のある広告を作ることができます。“間違い”を効果的に利用した広告デザイン例をご紹介します。(※紹介する広告デザインは当サイトの制作事例ではありません)

広告デザインの外注はこちら

 

あえてスペルミスをして事態の深刻さを伝える広告例

広告デザイン作例を見る (via Pinterest)

「コロラド・クライシス・サービス(COLORADO CRISIS SERVICES)は、コロラド州のウェストミンスターにある精神衛生サービスを提供している組織の広告です。本来であれば「When life stops making sense.(人生の意味がわからなくなったなら。)」と綴るべきところですが、あえて「When life sotps mkaing sense.」となっています。

もちろんこれはたんなるスペルミスではありません。あえてスペルを崩してセンテンスの意味が通らなくすることで、「人生の意味を喪失すること」に、よりリアリティを持たせようとしているわけです。

実際、人生に意味を見いだせなくなった人にとっては、センテンスだけでなく世界のすべてが壊れて見えることでしょう。間違いのない真っ当なメッセージより、こんな広告のほうが疲れた心に届きやすく、助けを求めてみようと思い立つきっかけになるのかもしれません。事態の深刻さを的確に捉えることに成功した、優れた広告だと言うことができるでしょう。

 

消費者の困惑をうまく表現した広告例

広告デザイン作例を見る (via Pinterest)

日本でも人気のある北欧の家具メーカー、「イケア(IKEA)」の広告です。「イケア」では、本棚など家具の多くが完成前の状態で売られており、購入した人が自分で組み立てなくてはいけません。

ところが、なかには複雑な工程が求められるものがあり、必ずしもうまく組み立てられるとは限らないようです。そんな消費者の困惑を表すように、この広告では、4分割された画像があえて間違った配置で組み合わせられています。

「我が社の組み立てサービスがお手伝いさせていただきます。(OUR ASSEMBLY SERVICE IS HAPPY TO HELP.)」というメッセージとともに、家具の組み立てサービスの存在を印象的にアピールできている好例です。

 

まとめ

“間違い”が原因で生じるちょっとした違和感によって、広告が効果的となる場合があります。ただし、実際に間違っていると思われるリスクも孕んでおり、そうなってしまっては元も子もありません。「この広告、間違ってるね」と思われないためには、洗練されたプランニングが求められることも合わせて認識しておく必要があるでしょう。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中の広告制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中の広告制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

広告デザイン料金

グラフィック・広告デザインの作成について
チラシやポスター・パンフレットなど、各種広告デザインの作成・グラフィックデザインに関する業務はお任せください。キャッチコピーの考案や、営業資料の作成、動画編集、簡易的なモーションロゴのデザインなど、多彩な制作物に対応しております。各種販促物・広告デザインの代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。