音を楽しむと書いて音楽。そう、そこに流れる音がゴミ箱を叩いている音だとしても、数億するバイオリンの音色だとしても、誰かのイビキだろしても、小鳥のさえずりだとしても、その音を楽しめればそれは音楽なのです。何もギターやピアノといった私たちの誰もが知っている楽器が奏でる音だけが音楽ではありません。こ、これは…楽器なのか?というような物や、そんな方法あり?といったものまで。音楽の楽しみ方は無限大です。今回はそんな不思議な楽器の演奏を撮った映像を集めてみました。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)
まるでジブリ映画に出てきそうな楽器?その名もマーブルマシーンの演奏動画
Wintergatan – Marble Machine
これは楽器なんでしょうか?そこから流れるサウンドを聴くと一つの楽器というよりかはまるでバンドそのもの。スウェーデンのバンドWintergatanはこのマーブルマシーンでツアーを行ってるみたいです。無機質な空間にマーブルマシーンが置いてあるだけ。そして電気をつけて、演奏を始める。ただ、それだけ。それなのにこんなにも映像から目が離せなくなるなんて不思議です。ピタゴラスイッチを見てるかのようですね。途中、全て手動に切り替えてスローになるところもカッコイイ!ラストもスイッチを消して終わるところもイカしてます!全世界の人に観てもらいたい演奏です。
全世界を恐怖に突き落とす音を奏でる恐怖の楽器の演奏動画
The Apprehension Engine
https://vimeo.com/184366394
カナダの音楽家マーク・コーベンの演奏動画です。彼は映画音楽を数多く手がけており、ホラー映画で使うための曲?音を出すためにこの箱を作ったようです。確かに音だけを聴くとどれもおぞましい音ですが、演奏しているところを見ながらきくと、どこか神聖な感じも漂ってきます。音に奥行きが感じられるので、日本的な音とも共通する部分があるのではないでしょうか?もしかしたらあなたが観たことのあるホラー映画でこの楽器が奏でた音が使われているかもしれませんね。音で怖がらせるのも、音で楽しんでいる証拠なので立派な音楽だと思います。
もはや楽器はいらない。猫や寿司を撫でることで音楽を奏でる動画
Objects Hacked To Make Music: Sushi, Cats & More
これは衝撃を受けました。楽器を作ってしまうのでは無く、すでにあるものを楽器にしてしまおう、という逆転の発想。しかも、叩いて音を出すのでは無く、優しく撫でるだけで音が鳴るというなんとも不思議なシステム。詳しい仕組みはわかりませんが、マサチューセッツ工科大学卒の二人が作った全てのものを楽器に変えてしまうこの装置は、ある意味じゃ世界を救う画期的な発明かもしれません。ナゲットをソースにつけることで曲が作れるなんて最高じゃないですか!
ニューヨークの地下鉄で演奏するミュージシャンをmac上で指揮する男の動画
“SIGNAL STRENGTH” music by Ljova
ロシア、モスクワ生まれでニューヨークで活動するクラシックの音楽家がニューヨークの地下鉄で演奏するストリートミュージシャンに声をかけ、彼らとWi-Fiでつなぎ、自分は地上の公園で沢山のmacを見ながら指揮をとるというかなり変わった音楽コラボレーションの動画です。「変な楽器」ではありませんが、バラバラの地下鉄の駅での演奏を地上のmacで受けて、それをオーケストラのようにまとめる手法はmacを新しい「楽器」として機能させているのではないでしょうか?普段は地下で演奏するアーティストをこんな形で地上にあげるというのもニューヨークらしくて素敵です。
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