ミュージックビデオに限らず、映画やコマーシャルなど常に表現方法の最先端を担うアニメーション。多くのアーティストがアニメーションとコラボレーションしたり、作品に取り入れることで新しい発見をしています。アニメーションの利点の一つとして、生々しさを消せるということがあると思います。ある一点を誇張させたり、グロテスクな描写にも耐えられるということで観る人に強いインパクトを残し、何度も観たくなる中毒性を与えられるような気がします。今回はそんなちょっと癖になるタッチのアニメーションを使ったミュージック動画を集めてみました。(※紹介する動画は当サイトの制作事例ではありません)
グロ可愛い動物たちがところ狭しと駆け回るアニメーションを使ったミュージックビデオ作成例
Wild Hog in the Woods
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イギリスの四人組フォークグループ、The Furrow Collectiveのミュージックビデオです。正確なことは不明ですが、有名なフォーク曲のカヴァーなのではないかと思います。曲調もさることながら映像全体を通して出てくる動物たちが表情豊かでとにかく可愛いです。色使いも独特でどこか懐かしい感じもしますが、所々挟まれるグロテスクな描写がなんとも言えません。悲しいシーンでワザと明るい曲をかけたりするのと同様に、相反する表現方法を組み合わせることで深みが増したり、想像力を掻き立てる効果を生み出しているように感じます。アニメーションだからこそ出来る表現方法ではないでしょうか。
素人っぽいシンプルな線画が逆に癖になるミュージック動画制作例
Tom Rosenthal – Fenn (Official Music Video)
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イギリスのシンガーソングライター、Tom Rosenthalのミュージックビデオです。今回の映像はシンプルな線画のアニメーションですが、是非彼の他のミュージックビデオもチェックしてみてください。ひたすらパスタについて歌っていたり、スイカを連呼しているだけの映像だったりと透き通ったその歌声とはかけ離れた映像で笑わせてくれます。今回のアニメも実は歌詞の内容をそのまんま絵に描いただけの非常にシンプルなものですが、素人っぽい味のある絵が癖になります。歌だけでなくミュージックビデオにたくさんのファンがついていることも納得できますね。
フランスで作られた短編アニメーション映画音楽
Antoine Debarge – Dolly.Zero
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2017年にフランスで製作された3分58秒の短編アニメーション映画です。ミュージックビデオと短編映画の線引きは不明ですが、とにかくこの短編映画では丸々1曲流れるのでミュージックビデオ的要素もあるのではないでしょうか。注目すべきはアニメーションのタッチです。描かれている世界観は凄い未来的な感じがするのですが、劇画タッチが妙に古臭くもあり、なんだか病みつきになります。フランスの著名な映画機関UNIFRANCEのサイトでも紹介されており、独特のストーリーも余韻を残してくれます。
昔の日本のアニメを彷彿とさせるようなスピード感あるれるミュージックビデオ作成例
Dream Wife – Hey Heartbreaker
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ロンドン発のスリーピースガールズバンド、Dream Wifeのミュージックビデオです。ある一定の世代の方はどこか懐かしい感じがするのではないでしょうか?近未来、ロボットと人が共存する世界。バーで歌う3体のロボットは店を飛び出し夜のネオシティへバイクを走らせる。色使いも派手でなく全体的に暗いトーンではありますが、印象的に挟み込まれる赤がアクセントになっています。何にも縛られずに自由な音楽活動をしたいという彼女らのポリシーや曲のタイトルとも合っていて今後のミュージック映像も楽しみなバンドです。
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