いくつものアイテムがある場合、統一したデザインを持たせブランドとしての訴求力を高めるのがブランディング戦略です。デザインの要素の中でブランディングに大きな影響を持つのはカラーリング。パッと一瞬で別々のアイテムを「同じブランドのもの」と認識させます。コカコーラの赤やマクドナルドの赤+黄などは世界の違う地域にある店舗でも「みたことのある色」で同じ店舗だとアピールするのに貢献しています。カラーで様々なアイテムに統一感を持たせたブランディングアイディアをご紹介します。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
オレンジ色で統一された身だしなみアイテム
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鮮やかなオレンジ色が白に映える身だしなみ用品達。様々な形・大きさのアイテムたちに共通したオレンジ色とフォントを用いることで統一されたブランドイメージをアピールします。形や大きさの違うアイテムは雑多に散らかって見えやすいものですが、色味を合わせることでスッキリと見せる効果もあります。ブランドとしてカラーを押し出すことで、リピート購入する際も「あのオレンジ色」と思い出していただけそうです。
黄色いフタが整然とした印象を与えるボディケアシリーズ
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フタやフタに近い部分が黄色で彩られたボディケア用品のブランド。黄色の持つ楽しい印象はそのままに、白のバックグラウンドと美しいフォントレイアウトで清潔感と上品さも印象付けます。少し暗いところで見る際や、視力の弱い人にも見分けやすい、特徴的な色でもあります。少ない要素・色数ながらブランドの個性も感じさせてくれる秀逸なパッケージデザインです。
所有欲を満たしてくれるラグジュアリーな色のパッケージ
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こちらの化粧品はギャラクシーをモチーフにした特別シリーズ。オーロラのように輝くパッケージは特別感がありユーザーの「欲しい」気持ちを満たしてくれそう。特徴的な玉虫色の色合いは有機的な移ろいを見せながら金属的な光沢にも通じ魅力的です。単品で購入しても化粧グッズの中の特別な一品になりそうですし、シリーズで購入してもラグジュアリーな統一感を演じてくれるでしょう。
カラースキーム、色彩計画はターゲットに対してコンセプトを伝える糸口です。楽しい、嬉しい、硬質、清潔、など最初に感情に訴える要素となります。食欲に訴える色、憧れを抱かせる色、とにかく目立つ色、その見た目自体が商品がどのようなコンセプトを持っているか、どのようなユーザーに適しているか最初の自己紹介をしているのです。特に様々なアイテムがあるシリーズやブランドでは、こうした感情と色の関係性、リピートして何度も訴えかける訴求力は大きく、ブランディングする際の強力な要素になるでしょう。
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