フルーツのイラストはジュースやグミなどの食べ物から、化粧品や入浴剤などボディケア用品まで幅広いパッケージで様々な風合いのものが使われています。リアルなイラストは果汁のみずみずしさや芳醇な香りを感じさせ、単純化したイラストではカラーの鮮やかさからビタミンなどの栄養素の持つ活力や、自然の風物として植物の持つ規則性のある形などデフォルメしたからこそ要素を整頓し美しく見せることができます。ここではデフォルメによって伝えたい情報を絞ったフルーツイラストが魅力的なパッケージデザインをご紹介します。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
シンプルな形と色が伝えるフルーツの味わい
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キウイやイチゴの断面や皮の見た目をデフォルメし、半分ずつレイアウトしたドライフルーツのパッケージ。カラフルな色合いからで楽しく、元気な雰囲気が伝わります。くっきり画面の半分を色面と図柄で区切ったレイアウトは数学的な美を感じさせます。同じ色・大きさの幾何図形を繰り返し使うことでリズムを感じさせつつシンプルにまとめあげられている点もポイントでしょう。
トロピカルカラーが映える南国風パッケージデザイン
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パインアップルに、南国らしい植物の葉の形が添えられたトロピカルサイダーの缶。南の国の夕暮れを思わせるサーモンピンクのグラデーション背景はトロピカルでまろやかな味わいを感じさせてくれます。主役のパインアップルは特徴的な節のある実部分と葉の部分の大きな2パーツのみで構成され、全体として見てみると色数を抑えつつ華やかな風合いのグラフィックに仕上げられています。
円と直線だけで描く果物の個性的なパッケージデザイン
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折り紙のようなカラフルな色面にあしらわれた色とりどりの円や長方形。幾何学的な図形のみで描かれているのに温かみやフルーツの持つ瑞々しい魅力を感じられます。半円や長方形など同じパーツを用いながら、少しずつ色味や配置を変えることでパイナップルやリンゴなど様々なフルーツが同じルールの下で描かれ、全体の統一したブランドイメージを共有します。モダンでありながら親しみやすい楽しさも感じられるパッケージデザインです。
リアルなフルーツのイラストに対し、デフォルメすることによって得られるメリットは何でしょうか。例えば生々しさを感じさせないようにフラットにしてみたり、遠近感をなくしシンボルのように扱うなど情報の削減することでその商品の魅力に合わせたグラフィカルな表現が可能です。また、リアルなイラストでは必須とも言える影やテクスチャーの階調も排除することで果物そのものの色を力強く見せることができるでしょう。
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