斜めの構図は画面に躍動感を与えてくれます。他の商品がまっすぐ水平垂直のレイアウトを採用しているなら、その中で斜めのレイアウトは目を引くはずです。躍動感を出すことによって、「高級感」や「上品さ」「静かさ」は相対的に感じづらくなります。商品のコンセプトに合わせてレイアウトしたいところです。洗濯用洗剤のようにもともと斜めのレイアウトが多い商品ではあえてまっすぐの構図にする方が目立つかもしれませんし、陳列を含めブランディングの際に注意したいポイントです。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
どこまでも広がっていきそうな開放感のあるラベルデザイン
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爽やかな水色を前面に配したワインのラベル。斜めにレイアウトされた文字は明るさ・エネルギーを感じさせ若い人に好まれそうなテイストです。ボールドのゴシック体フォントを枠外にもはみ出すようにレイアウトしたことで、広がりと開放感が印象付けられます。カジュアルでポップな見た目が「気軽に味わえる」「フレッシュで力強いテイスト」を感じさせてくれます。
ぞわぞわするような尖ったデザインのクラフトビールのラベルデザイン
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見た目にもコンセプトにおいても尖ったデザインのクラフトビール。木版画のような鋭い筆致で描かれたイラストに、ダークトーンと鮮やかなカラーの組み合わせが緊張感を高めています。斜めに配されたシャープな文字は「不安定」「緊張感」のある、非日常感を感じさせます。日本では斜めに文字を配する際は多くが右上がりのレイアウトになります。商売の「右上がり」の売り上げを願って、右下がりのレイアウトを避ける場合もあるのであえて右下がりにしたい場合は確認を取るのがベターでしょう。
流れるようなラインが美しいボトルラベルデザイン
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こちらのジンのボトルは大きく斜めに入れられたロゴが特徴的。ブランドイメージを明るくシンプルに伝えます。ボトルの向こう側まで回り込むようにレイアウトされていることで、見る人からはロゴ自体が滑らかな曲線を描いて感じられるでしょう。太めのウェイトで存在感を放ちつつ背の高さで洗練された雰囲気を与えるこのロゴを軽やかに感じさせてくれるデザインです。
斜めのレイアウトには、躍動感・アクティブなイメージが与えられます。一方、不安定感があり緊張感を感じさせる場合も。特別なブランディングプランがある場合を除いては「イレギュラーさを出さないように」ブランドイメージを壊さないようロゴを配慮する必要があります。ちょっとした要素にも使いやすいのはバイアスストライプのバックグラウンドだったり、見出しやワンポイントで斜めの要素を入れる方法。その際はいつも同じ角度を設定するよう心がけると、後々デザインを統一したい際にも便利です。
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