金という色に対して、どのような印象をお持ちでしょうか。豪華、絢爛、重厚、など高級感をイメージする言葉だったり、考古物をイメージするとアンティーク、古風、権威、など時代の流れを感じさせる言葉が出てくるのではないでしょうか。見る角度によって色味が変化して見える金属としての性質を持つ金色は、パッケージやラベルデザインにおいても特別なアクセントカラーとして使用されます。商品の性質と金色のイメージを巧みに結びつけた作例をご紹介します。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
金塊を思わせる重厚感と上品なしつらえが魅力的なボトルパッケージ
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かつて土地を熱狂に沸かせたゴールドラッシュにインスピレーションを受け、金塊をモチーフに作られたというビールパッケージ。明るい金色のボディに力強いフォントや色使いが良く合いますね。金ピカの仕上げはややもすると悪趣味にも陥りかねない色ですが、ラベルのレイアウト、位置や外箱のしつらえにも気を配ることで祝いの席にも喜ばれそうな上品さを兼ね備えたパッケージデザインになっています。
恐ろしげなイラストに凄みを与える金色のアクセント
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スクリーミングバンシーという名の通り、凄みのある金色ラベルが目をひきます。細やかなイラストがアンティーク感を与えつつ、ラベルデザインの上下はかっちりとした太めのゴシックフォントを配置することでモダンな力強さを感じさせてくれます。白・黒・オレンジと金のバランスがよく配色が絶妙ですね。
豪華絢爛、王道な価値を感じさせる金色ボトルパッケージデザイン
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豪華絢爛な金とネイビーのパッケージデザインは王様の飲み物のような特別感を演出してくれます。細やかな意匠に施された金は職人が仕上げた金細工を思わせます。濃い色と金の取り合わせは色のコントラストを強め、ことさらきらめきを強調します。深みのある色、見方や照明によって色の見え方が変化する色を合わせると、金のきらめきをより深く見せてくれるでしょう。クラシックで王道な「権威」を感じさせる仕組みは古さが価値となる「ロングセラーのブランド」や「長期熟成で価値が出る商品」などのアイテムと相性の良いデザインテクニックです。
金は古来より貴重で神聖なものとされてきた、特別な色味です。人の目を引くことを目的とするパッケージデザインにおいても、ここぞという場面で効果的に取り入れることでアクセントして機能してくれるはず。取り入れ方次第では悪趣味に取られることもあるため、ターゲットに受け入れられやすい金色の合わせ方を検討することがポイントになりそうです。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。
ラベル・パッケージデザイン料金と作例
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