企業のユニークでインパクトのある広告デザイン例

企業の広告は、実際に購買者にとって心に響くものでないと意味がありません。しかし真面目な広告デザインばかりではポスターになってもついつい見逃されてしまいますよね。そんな中、大手企業が作っているデザインの中で、挑戦的で思い切ったデザインだと感じたものをピックアップしました。(※紹介する広告デザインは当サイトの制作事例ではありません)

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歯磨き粉ブランドの広告デザイン

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コルゲートは歯磨き粉、歯ブラシ、洗口液、デンタルフロスなどの製品を扱う会社です。放射状に伸びた背景の上にピンク色の歯ブラシが二つ上下で重なっています。規則正しく並んだキレな歯ブラシのブラシが歯に、本体が歯茎に見えるようなデザインです。ブランド名だけ見てもわかりませんが、こうしてモチーフを視覚的にユニークなアイディアで伝えられると楽しいですね。情報は右下に「コルゲートで健康な歯を」というシンプルなもの。歯を磨くということが日常のものだからこそ、改めてハッと考えさせられるようなそんなインパクトがあっていいですね。

オーラルケアは赤ちゃんの頃から – オーラルケアの広告

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とても可愛らしいビジュアルです。生まれて間もない赤ちゃんの時期からしっかりと歯磨きしようということを伝えたポスターです。赤ちゃんにとって写真のおしゃぶりのように赤ちゃんの好きなものになってくれると、歯で悩まない人生が送れると想像させますね。日本でもオーラルケアを推進する広告は見かけますが、海外の広告を見てみると、同じことを訴求するのにも手法が異なります。このように同じテーマの広告を比較すると日本との違いがわかり興味深いですね。

可能性を広げるLEGOの広告デザイン

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遠くから見ると誰もがハッと気づくと思うのですが、このレゴのブロック作品、ゴッホの肖像画になっているのです。ゴッホはオランダのポスト印象派の画家です。よく見るとレゴのブロックの一つ一つにしっかりとマークが入っているところまで見えています。右上にはLEGOの真っ赤なブランドロゴをはめ込んだなんとも挑戦的な広告デザイン。LEGOといえばあのキュートな人形たちのイメージでしたが、敢えてそれを宣伝に使わず、LEGOはこんな遊び方もあるのだと更なる可能性を見せつけてくれました。

みんなが見てる？！マクドナルドのキュートな広告デザイン

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誰もが知っているあのマクドナルドの広告デザインです。新商品のパフェを女の子が手に持っている画像ですが、よく見ると服の柄のアイスがみんなパフェの方に視線を向けています。右上にマクドナルドのマークを入れている以外に情報はありませんが、自然とパフェに味が湧きますよね。とてもユニークなデザインです。

包丁の広告デザイン

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切る場所を間違えるとダメだよね。という広告です。一瞬何の広告だろう？と疑問を持つのですが、わかると、なるほど！とスッキリする広告です。クイズ的な感じで楽しい広告です。アイディアがいいですね。

ボクシングのグローブで表現された心臓がインパクトのあるデザイン

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こちらは心臓病である急性冠症候群の治療を促す製薬会社のポスターです。ボクシングのグローブで表現された心臓がとても強いインパクトを与えます。「Fight for life」のコピーと共に、早期発見で病と闘い、治療に専念すれば人生を全うすることができるというメッセージが込められていることが伝わります。

今回色々なデザインを探してみて、全体的に文字が少ない印象を受けました。できるだけ視覚的なインパクトや、意味を持たせた内容に絞り込むことで文字の必要性がなくなるのですね。とても興味深いです。それもこれも、誰もに認知されている大手企業だからこそできるというのも一理あります。誰も知らない企業が情報の少ない広告を打つのはリスキーではありますが、その広告の内容によれば「知らないからこそ気になる」というパターンもあります。ポスターや雑誌の印刷物だけではなく、色々な方法で宣伝できる時代だからこそ、戦略次第で広告の効果が変わるのが面白いですね。

広告は瞬間的に見えるところから「観る」にするために、様々なアイディアや手法を組み合わせながら、人の心を掴もうとします。そんな努力が垣間見られる広告を見つけると、その後ろの人々の事を思わず考えてしまいます。