個性が光る世界中の食品の瓶のパッケージデザイン作例たち

普段買っている食品のパッケージデザインを選ぶ基準は何でしょうか。もちろんギフトに選ぶ時でもそうですが、パッケージデザインの力はとても重要ですよね。今回は美しさとこだわりを感じる瓶のパッケージデザインを集めてみました。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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マーブルデザインが印象的な蜂蜜製品のパッケージデザイン

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マーブルカラーとの組み合わせを使用した蜂蜜のパッケージです。ジュースやスパイス、ナッツなどの天然の成分が追加され遊び心のある仕上がりになっているそうです。3つの異なるパッケージで展開されており、消費者にとってわかりやすく分別されています。栄養や成分もしかり、視覚的な美しさを大事にしているそうです。
全部のラインナップのデザイン展開はこちらです。蓋までしっかりこだわって作っているのがわかりますね。デザインでも楽しめるアイテムは、プレゼントなどにも選ばれやすいでしょう。

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上部は、美容クリームのように同盟感のある美しい蜂蜜が透けて見えるデザインになっており、下半分には味のイメージを具現化したマーブル模様がアクセントに。キャップはウッド調のものを使用しており、優しい印象です。

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お弁当箱のように優しいウッド素材で作られたセットアイテムもあります。ロゴデザインは蜂がモチーフですね。シンプルな線で他のフォントとの相性も良く、すっきりと仕上がっています。

力が漲るスーパーフードのパッケージデザイン

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スーパーフードブランドのAuraは、オーラからインスピレーション得て、発する色のイメージとすり合わせてパッケージを作っています。それぞれの種類のスーパーフードが持つ力や色と一致させて作り上げたことで、コンセプトと視覚的なイメージがしっかりとマッチしていますね。シンプルな白の蓋の瓶に、各アイテムごとの色のグラデーションを使用し、自体はすっきりとした丸めのゴシック体。無駄な情報は無く、ストイックな印象を受けます。シンプルですがしっかりと色の印象が入ってくるのでなんだか力になってくれそうな気がしますね。

自然の食用花を取り入れたコンセプトジュースのパッケージデザイン

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瓶の前にバサっと置かれた花の、美しいブランドビジュアルが印象的です。発行した野生の花を取り入れたコンセプトジュース。季節ごとに地元で厳選されているそうです。スムージーはホットでもコールドでも楽しめます。実際の花の色からジュースの色が構成されるので、消費者にも由来やプロセスが伝わりやすいようになっているそうです。縦長のは少し変わった形状をしており、モスグリーンの光沢のあるラベルで上品に仕上がっています。切り取られた滑らかなラベルの線や、控えめの細いセリフ体のフォントが、より製品の質の良さを引き立てていますね。

おじさんがクールに見えてくるジンのボトルデザイン製作例

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スペイン・バルセロナで製造・販売されているジン「Rawal」のボトルデザインです。中年らしき男性が描かれているだけのデザインですが、ご覧の通り、まるでジンの海で泳いでいるように見えるんです。お酒好きにはたまらないシチュエーションではないでしょうか。ジンの量によっては、潜っているようにも、水面をスイスイ泳いでいるようにも見え、飲み進めながらデザインが変わっていくのを楽しめるというのは、ボトルデザインの仕掛けとしては秀逸です。

実際、Adobeが主催する国際的に優れたパッケージデザインに授与される賞「Dieline Awards 2015」を受賞するなど、高い評価を受けています。どこかリアルな体型の男性が、ジンの海に泳ぐことで、どこかしらスタイリッシュで、クールに見えてくるという不思議な効果もあるこのデザイン。インテリアとして全種類揃えて並べて置きたくなる、飲み終わった後も楽しめる魅力的なボトルデザインです。

歴史あるヨーグルトを生まれ変わらせる原点回帰なパッケージデザイン

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アメリカ・オレゴン州を拠点とするヨーグルトブランド「Nancy’s Yogurt」の高級版パッケージデザインです。昔玄関先に配達されていた牛乳ボトルを彷彿させる形状のボトルに、ビビッドな色使いのラベルという組み合わせが、ビンテージ感とモダン感の融合を実現しています。

デザイン性だけではなく、実際のヨーグルト容器としても機能性が意識されており、蓋の密閉性が高く、ヨーグルトの品質を保てるように計算されているそうです。パッケージデザインは、マーケティングツールとしていかに目を引くかが重要なのは当然ですが、製品の品質を最高の状態で提供するという機能性がないようでは意味がありません。その点で、このパッケージデザインは、このブランドの製品に対するこだわりを感じます。

もともとヨーグルトだけではなく、サワークリームやクリームチーズなどの乳製品を製造する「Springfield Creamery」という乳製品の1960年創業の家族経営企業の製品で、創業以来のオリジナルレシピを守り続けているという歴史が、そのこだわりを証明しているのではないでしょうか。新鮮な牛乳から丁寧に作り上げられたヨーグルト、そのクオリティをシンプルながらもストレートに表現した秀逸なパッケージデザインです。

世界的名作へのオマージュと遊び心をパッケージデザインに

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フェルメール、ヤン・ファン・エイクやダヴィンチなどヨーロッパの有名画家の作品がレイアウトされたワインのラベル。よく見ると原作を下敷きに加筆し、髪型を変えたりサングラスをかけたりと遊び心を加えています。名画の持つ高貴さや価値の高さと、世俗的な小物のギャップがおかしさを誘います。知名度の高い作品だからこそ楽しめる、知的な仕掛けです。

とろみを形で表現した基礎化粧品のボトルデザイン制作例

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なだらかで有機的な曲線が美しい乳液のボトル。重力に従って垂れるような形は「とろみ」「潤い」を感じさせてくれ、思わず撫でたくなるような滑らかさ。ボトルの曲線に伴いわずかに生まれる色味の濃淡も繊細さを感じさせてくれます。一方直線的なカットを施されたボトルトップは宝石のようなイメージ。曲線の柔らかさを中和するバランサーになっています。

ワイナリーの工業の雰囲気と牧歌的な空気を感じるパッケージ作成例

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赤いラインで描かれた風景。大きな階段や銅像を備えた様子から、かなり大きな建物群のようです。豊かな長い歴史を感じさせてくれる一方、描線は手書きの温かみがあり、ふっと気が抜ける親しみやすさがあります。このイラストの他にも、海辺の町や都会的な公園などを描いたものも。町の暮らしと豊かさを感じさせてくれるパッケージデザインです。

素晴らしいデザインに共通するのは、見た目だけではないこと。もちろん見た目のクオリティが低いことはよくありませんが、それ以上に内容に直結するコンセプトを組んで作られているか、が重要かもしれません。人々はそのような裏付けを感じ理解が深まると、更に商品に対しての価値を感じるからです。