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カリグラフィーで魅せる商品パッケージについて

カリグラフィーで魅せるパッケージデザインの作品例


カリグラフィーで魅せる商品パッケージについて 「カリグラフィー」とは、西洋や中東などで「文字を美しく見せる手法」として親しまれてきたものです。「美しい書き物」という意味のギリシャ語に由来があり、古くから名刺やグリーティングカード、看板、表札などに用いられ、デザインの歴史と密接な関係があります。

もともとは、ペンまたはそれに類する筆記用具を使った表現方法だったため、日本の毛筆などとは異なるものでしたが、現代ではペンや筆、マジックなど幅広い分野に広がっています。今回は、フォントとは違った魅力のあるカリグラフィーを使ったパッケージデザインをご紹介します。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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とろみのある優しい文字が特徴のパッケージデザイン

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こちらはホテルのブティックのパッケージデザインです。インクをたっぷりとつけて、あまり力を入れず静かに書かれたようなとろみのあるカリグラフィーは、丸みを帯びた縁が特徴で優しい印象を受けます。

白い背景に、一つの面からはみ出すようにのびのびと描かれた文字は、シルバーの箔押し印刷で光の加減で見える印象が変わり、とても表情豊かに仕上がっています。文字に表情を持たせることができるのも、カリグラフィーの良さです。

 

筆のかすれ具合が勢いを感じさせる商品パッケージ

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こちらは靴などを入れる箱のパッケージです。黒いインクで書かれたカリグラフィーは、筆のかすれた部分があり、力強くスピード感のある文字になっています。まるで、つい先ほど書かれたばかりようなツヤのある印刷も新鮮さがあり効果的です。筆で書いたような文字はブラッシュスクリプトとも呼ばれていて、現代のデザインにもよく用いられますが、フォントではなく実際に書いた文字をデザインに入れるカリグラフィーでは、よりその良さや特徴が現れる表現ですね。

 

ビンの中身によって文字を書く道具を変えているラベルデザイン

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こちらは食品のビンのパッケージデザインです。はちみつ、ジャム、塩、オリーブオイルなどそれぞれの入っているものによって、ラベルのカリグラフィーを変えています。筆で書いたような抑揚のあるかすれた文字、マジックペンで書いたようなどっしりと太い文字など、それぞれの特徴がはっきりと表現されています。

一つ一つが違ったイメージですが、ラベルに使っている紙は共通のものになっていて、同じシリーズの食品であることもわかります。ラベルの文字が手描き文字だと、食品そのものも「人の手で丁寧に作られたもの」という良い印象を与える効果もありますね。

 

絵の具で描いたような優しい雰囲気のパッケージデザイン

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こちらは、色鉛筆のパッケージデザインです。絵の具の筆で書かれたようなその文字は丸みがあり、とても優しい印象を受けます。木材を使用せず、人工素材で作られた環境のことを考えた商品で、パッケージの優しさ溢れるカリグラフィーにもそれが表れているように思えます。箱には再生紙のようなクラフトペーパーが使われていて、商品全体からエコを感じます。

 

カリグラフィーは、2000年前のローマ時代から使われていた手法で、長い歴史があります。伝統的なものから、モダンなものまで現代では様々な種類がありますが、人間の手で書いた文字はパソコンで打ったフォントとは違った温かみや魅力があります。フォントでは少しインパクトや親しみやすさが足りない場合や、文字そのものに表情や抑揚をもたせたい場合、インクやペン、筆を使った文字を取り入れてみるのもオススメです。

「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。

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