海外デザイナーによる建築に関する印刷物のデザイン作例

デジタルサイネージやスマホなどのデジタルスペースと共存しながらも、独自のスペースを確保して、私たちの日常を彩る印刷物。パンフレットにポスター名刺、書籍やフライヤーなど、私たちの日常に紙媒体の印刷物は実に自然に溶け込んでいます。

今回は海外のデザイナーや建築家による、建物やインテリアにまつわる印刷物の、個性溢れるデザインを一緒に見ていきましょう。(※パンフレットは当サイトの制作事例ではありません)

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日常やドラマも演出する建築物のポートフォリオデザイン作例

パンフレットデザイン作例を見る (via Behance)

チュニジアの建築家Amir Krichenさんによるデザイン性の高いポートフォリオ。CGパースと竣工図がリズムよく配置されていて、見る人を最後のページまで導くテンポの良さを感じさせます。

どのページもとても視認性が高く、高いデザイン性をもって構成されている事が伝わります。美しいCGパースには、建築物だけでなく、人物も常に配置され、建物が生み出す日常やドラマをさりげなく演出しています。

自分の実績をシンプルに伝えるだけでなく、感性や世界観も一緒に伝えるためのアイデアが詰まった、とても魅力的なポートフォリオといえるでしょう。

高い安定感と実用性を持つパンフレットのテンプレートデザイン

パンフレットデザイン作例を見る (via Behance)

バングラデシュのクリエイター、Mukhlasur Rahmanさんによる、インテリアのパンフレットを想定したテンプレートのデザイン。

インテリアの写真を入れていくだけで画面が構成されるよう、安定感と汎用性の高いデザインとなっています。インテリアが空間を演出するというイメージを損なわないよう、パーツに使われる色はナチュラルなトーンに統一されています。

写真のサイズと配置で緩急を作るなど、飽きさせない工夫もしっかりと施された、実用的な使いやすいテンプレートデザインに仕上がっているでしょう。

名刺デザイン作例を見る (via Behance)

ドイツのデザイナーBureau Mitteさんによる、建築設計事務所Dekamp Architektenの名刺デザイン。規律と剛性を感じさせる直線的なデザインが、力強く丈夫な建築物という、建築設計事務所にとってポジティブなイメージを上手く演出しています。

厚手のボール紙で作られた名刺ケースは、建築設計に対する説得力を思わせる、不思議な存在感と、手作り感のある暖かさを感じさます。

あまりクールすぎない、人間味を感じさせる雰囲気が、そのまま魅力に繋がっているデザインとなっています。

海外の建築家やデザイナーによる、建物やインテリアに関する印刷物のデザインをご紹介いたしました。ページを手でめくる楽しさや、手で触れて感じる名刺のテクスチャなど、デジタルでは感じることの出来ない喜びを紙媒体は持っています。

その喜びは、新たなデザインのアイデアと共に、まだまだ絶えることなく続いていくでしょう。