パッケージデザインにおいて、紐はいくつかの用途が考えられます。包装を閉じる綴り紐のように実用的なもの、デコレーションとしてのリボンなどです。シンプルなパッケージでも、紐を結ぶだけで印象がガラッと変わります。サテンリボン、ジュート、レザーコード、オーガンジーのリボンなど、素材によって全く異なる印象を与えてくれますし、タグやビーズなどをつけても良いアクセントになりそうです。紐が効果的に使われたパッケージ制作例を集めてみました。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
羽と黒いコードが醸し出すフォークロアな雰囲気のパッケージデザイン
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風合いの違うドットパターンの包装紙が楽しい包み。そうしたモダンな雰囲気の中に羽のついたコードを巻くことで、フォークロアなアナログ感を足しています。テキスタイルにもありそうなおしゃれな模様はまるで服をまとっているかのよう。コードと羽型のタグそれぞれにアクセントカラーを用いている点も、ファッションのコーディネートを思わせるパッケージングです。
球根パッケージのラッピング紐
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プレゼントにも喜ばれそうな球根がラッピングされたギフト。枯れ草にも似た風合いの紐はワイルドでカントリーな雰囲気を感じさせてくれます。菜園を感じさせるナチュラル素材のリボンは全体の雰囲気にマッチしつつ、可愛らしいアクセントになっています。和紙や、木材パルプを原料にしたリボンなど、自然のモチーフと近い素材のチョイスが絶妙です。
爽やかなアクアカラーに映える紅白の紐
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爽やかなカラーが印象的な石鹸の包み。クラシカルなフォントづかいと、オールドスタイルの英字紙のようなレイアウトが素敵です。それだけでも一つのデザインとして成立しているところに、細い紅白の紐を結んだのがワンポイント。アクセントの色としてはもちろん、あえて縦にひと結びしたことで、行儀の良いデザインの中に茶目っ気を効かせています。
紐は見た目の面積で考えると小さな要素です。しかしながらその小ささを活かし、アクセントのカラーを効かせたり、注目を集めるポイントを作ったりと平面以外での新しいアプローチを可能にします。束ねたり持ちやすくしたりという利便性はもちろん、「いかにも大事なもの」という特別感の演出にも役立ちます。シンプルすぎてインパクトが弱い時にもちょっと結び紐を加えてみる、などアイディアの引き出しに入れておきたいテクニックです。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ラベル・パッケージデザイン料金と作例
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