ポスターやチラシのデザインをしていて発想が行き詰まってしまったときは、気分転換が必要です。全く違うことをしてリフレッシュするのもいいですが、思わず見入ってしまうような面白いデザインに触れることも、インスピレーションを受けることができていいかもしれません。行き詰まったときだけに限らず、他者の作品に触れることは自分の表現の幅を広げることにもつながります。たくさんの作品に触れ、制作の原動力にしてください。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)
そんな大きな目で見つめないで -コーヒーの広告デザイン
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大きな瞳の持ち主の正体はフクロウ。ウルウルで何ともかわいらしい目ですが、よく見るとそれは白いマグカップに注がれたコーヒーです。持ち手もちょうどくちばしのように見えますね。更にフクロウの身体を作っているのは、コーヒーの素であるコーヒー豆です。コーヒーのカフェイン効果によって、このフクロウのように目が冴えるという意味も含めているのかもしれません。全体的にかわいらしいのですが、このウルウルして大きな瞳がまたかわいらしさを倍増しています。
硬い石…? – シャレの効いたグラフィック
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ヘッドフォンの広告です。同じような石が2つ並んでいますが、片方はただの“ROCK”(石)。一方、向かって右の石は、“HARD ROCK”(硬い石)です。特徴的なギターのサウンドやボーカルのシャウト、重低音が強調された音質と大音量での演奏…そんなハードロックも楽しむことができるヘッドフォンということですね。こちらも商品の特徴を、視覚的に面白みをもって上手に伝えている作品です。全体的に余白が多いのは、シンプルなデザインから最低限必要である情報を際だたせるのに役立っています。
映画『ぼくの伯父さん』のチラシ作成例
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ここでご紹介するのは、20世紀初頭フランスの映画監督、ジャック・タチの映画『ぼくの伯父さん』(原題『Mon Oncle』)のチラシです。1959年に公開されたこの作品は、パリの下町が舞台となっており、このチラシの背景にもパリの街並みのモノクロ写真が使われています。中央には帽子をかぶり、パイプをくわえた紳士が配置され、その上に映画のタイトル『MON ONCLE』の文字がレイアウトされています。シンプルな構図ですが、どこか不思議な感じがします。
このチラシで最もインパクトがあるのは、ブラインドのように繰り返された白抜きのボーダー柄です。背景の街並みはボーダー柄によって半分マスクされ、まるで古い記憶の情景を覗き見ているかのような印象を与えています。
『MON ONCLE』の文字は、中央の紳士の身体に沿って縦長に組まれていますが、よく見ると、文字で紳士の身体を抜いています。また、文字は身体のラインにそって折り返されており、まるで紳士の身体が『MON ONCLE』の文字でできているような印象を受けます。
何かインスピレーションは受けることができましたか?発想に行き詰まったときは、こういった面白い工夫がされた作品や他とは違うところに目をつけているような作品にたくさん触れてみると、何か変化があるかもしれません。気分転換として、ぜひ多くの作品を見ることをお勧めします。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。チラシのデザイン料金と作例
■チラシデザインの作成について
各種フライヤー・チラシの作成を行なっています。デザイン作成から印刷・納品までお任せください。楽しげなイベントフライヤーから、企業向けのシックで落ち着いたチラシまで、柔軟なチラシデザインに対応しています。チラシ作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。
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過去のチラシ(フライヤー)作成例をご覧いただけます。派手さのあるグラフィカルなフライヤーから、高級感や重厚さのあるチラシ、安売りなどを知らせるライトなイメージのチラシなど、世代やニーズ・ターゲットに合わせてデザインを作成しています。