包装の大事な役目の一つが、内容物の保護です。デザイナーは商品に対して保護機能を果たしつつ、デザインという見た目も両立させる必要があります。生花はちょっとした衝撃で葉や花びらが損なわれたり、傷がつくという点で包むのが難しい部類の物です。それでいて、花の美しさをアピールするような仕掛けが求められます。花を持ち運ぶ機能を果たしつつ美しく見えるようまとめ上げられたパッケージデザインをご紹介します。
モノクロームで包むカゴ型のラッピングデザイン
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花の色が強調されるシンプルな白のラッピング。多角錐の逆三角は都会的なイメージを与えます。それぞれの花の持つ有機的なラインを引き立て、花を無理なく保護します。持ち手となる黒のサテンのリボンはシックな印象を与えるとともに、手に提げて花を持ち運べる利便性も高めてくれます。この色の組み合わせはどんな花でも比較的合う色合いと言えますが、あえていろいろなリボンや紙を使うことで様々なバリエーションを作れる、発展を考えさせてくれるデザインです。
取っ手をつけてスマートに仕上げたデザイン
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こちらは長い尺の花束にも対応しやすい手提げタイプのラッピング。少ない本数の花束では特にスマートに見せてくれそうです。柔らかさを感じる乳半の素材を選んだ点もポイント。形のユニークさから、街を歩いているときにも注目を集めてくれることでしょう。運ぶのが楽しくなりそうなデザインです。
明快な色味のボックスデザイン
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鉢のギフトにぴったりの手提げボックス。普通の立方体ではなく、折を用いた未来的な雰囲気の形が目を引きます。ナチュラルな雰囲気が多い花の包装材の中で、若い年齢層にも喜ばれそうなすっきりとした雰囲気が特徴的。運び終わったら潰して捨てられる手軽さも魅力です。
生き物である植物を守りながら包み、魅力的に見せるこれらの包装材はいずれも包んであるのが「花」だと一目でわかる特徴的な形をしています。花の美しさを見せるための窓部分があったり、茎を守る部分があったりと重要部分を保護する構造があります。花以外にも、繊細な作品であったり壊れやすい商品を見せながら保護するパッケージを作る際にヒントになるかもしれません。
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