細身のフォントは、文字を大きく見せつつより多区の文字数を収められるため、より実用的です。近年はスマホの画面のように限られた幅の中でもある程度の文字数を表示でき、見出しとして機能させることができることもあり、細身の(コンデンスド)フォントに人気が集まっています。キリッとした美しさが効いた細身のフォントを使用したパッケージ制作例をご紹介します。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
都会的でどこかレトロなボトルのラベルデザイン
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フトコロ狭めの細身のフォントが美しいボトルのラベルデザイン。文字同士が近接するため、フォントの天地(ボトルでは左右の)ラインが揃って均整の取れた見た目を与えてくれています。文字と文字の余白が少ないことは、全体の色面部分が多くなることでもあり、パンチのきいた印象に仕上げられています。黒とゴールドというコントラストの強い二色がインパクトを増している点もポイントです。
無機質な印象とバランスをとるデザイン制作例
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生のハーブ類を包むパッケージ。白と黒、それからコンデンスドフォントというとてもシンプルなデザインは、ともすると無機質で無個性になりがち。こちらのパッケージでは、上半分を透明にして中のハーブが見えることで、「アナログ」「天然の」「有機的な」見た目をダイレクトに見せ、下半分のラベルと釣り合いを取っています。
文字の形をグラフィック要素に
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印象的な「FIGHT」の文字が大きくレイアウトされたボトル。コンデンスドフォントを使用することで縦の線が強調されることで、ストライプにも似た模様とも取れるような、見た目の面白さがあります。大きなロゴと同じ書体でサイズを変えて内容や製造元が印字されているのもポイント。
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通常の比率の書体と比較して、コンデンスドフォントはモダンで洗練された、スッキリとした印象を与えてくれます。太ければ工業的な力強さを、細ければ都会的な上品さを感じさせてくれるでしょう。長めの単語でも比較的レイアウトしやすいというのもポイントです。日本語では長体と呼び、日本語フォントでは元の正体のフォントを無理やり縦に伸ばすことが多かったことからきちんとした場面では避けられる風潮がありました。最近ではあらかじめ縦長に設計された日本語フォントの種類も増え、使いやすい環境が整ってきました。多数ある文字の選択肢の一つとして、印象を押さえておきたいフォントグループです。
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