多くの紙箱の場合、フィルムなど透明素材を使っていない限り中身を見ることはできません。一方で、中に入っているものをパッケージ上で表現することで使い勝手を向上させるアイディアも。また、中身をそのままパッケージの見た目に採用することでグラフィック要素としてレイアウトすることも可能です。内容を端的に示したことで魅力を高めたり、使いやすさを向上させたアイディアをご紹介します。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
マッチの配置を知らせる秀逸パッケージデザイン
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長さの違うマッチをひとまとめにしたマッチ箱セット。パッケージ上で長さごとにどのような配置になっているのかイラスト化されているため迷わず取り出せるように工夫されています。不透明の紙箱ですが、内容が見えるという点では中を透かして見ている様な便利さがあります。イラスト自体、簡潔なラインのイラストで表現されているのでグラフィカルでマッチ棒らしからぬおしゃれな雰囲気にまとまっている点もポイントですね。
テキスタイルのような可愛らしいオレンジのボックス
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オレンジが並んでいる様をそのまま模様としてイラストにしたアイディア。中身を簡潔に表しつつテキスタイルのように可愛らしくまとめあげられています。イラストの円のサイズも実際のオレンジとおおよそ同じ大きさに揃えられているのもポイント。ギフト用のラッピングペーパーが施されたかのようなデザインがカジュアルにもギフトにも活躍してくれるでしょう。クッキーなどのお菓子から果物、野菜まで様々なものに応用できそうな汎用性の高いテクニックです。
パスタの形をそのままユニークなシンボルにしたパッケージデザイン
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カールしていたりねじれていたり、様々な形があるパスタ。それらの個性を活かしつつ見た目にも楽しさを印象付けるパッケージデザインです。ユニークなパスタのシルエットをロゴとして用い、それぞれのカラーと併せることでシリーズのブランディングを試みています。共通部分には白と黒の要素をまとめ、ユニークな要素を目立つようにしたグラフィック上の工夫もポイントです。文字でその形を表現するよりも楽しく、個性的にアピールしています。
パッケージは内容物の魅力を伝える媒体です。カラー、質感はもちろん、イメージ写真やキャッチーなコピーも含めパッケージでデザイン表現されることの全てが購買者へのアピールになります。ここで紹介したような、中身の姿をそのままイラストにするアイディアはわかりやすくありのままの姿を魅力的に伝える手段の一つです。特に形やサイズに特色がある商品の特徴をダイレクトに伝えるのに適したテクニックと言えるでしょう。
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