文字を情報として伝えたいけれど、グラフィカルに飾って魅力的に見せたい・・・というケースに直面したデザイナーは多いのでは。読ませるタイポロゴ(文字のロゴ)の中でもイラストを取り入れたロゴや、飾り文字はこうした要請に応えるものです。パッケージデザインにおいて「見せる」と「読ませる」を両立したこういった要素は主役として相応しいモチーフになるでしょう。魅力的なイラスト文字がアクセントになっているパッケージデザインを集めてみました。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
シルエットが形作る文字のロゴ
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「a」の文字が印象的なジュースのパッケージデザイン。よくよく見てみると、「a」部分は野菜のシルエットを集めて形作られているのがわかります。色はそれぞれケールやビートなど素材の色をそのまま採用しているようです。素材の色味と野菜のシルエットをつなぎ合わせつつ、上品にまとめられている点がポイント。少し高価であっても買いたくなる、「ご褒美」を思わせる特別感のあるロゴとパッケージです。
文字のバリエーションが楽しいレモネードのパッケージデザイン
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A,B,Cでそれぞれの味を表現したレモネードの缶。Alphabet Lemonadeと名付けられたこのシリーズは26のアルファベット全てのデザインバリエーションがあり、並べてみると壮観です。特徴的なそれぞれの文字をみてみると、AはAPPLE、BはBEEなどそれぞれの文字と関連してイラストが配されています。まるで子供向けに文字を教えるかのような演出は購入者を笑顔にしてくれそうですね。それぞれのイラストは幾何学図形をアレンジして作られているのでシンプルにまとまっているのもポイントです。
数字をイラストにしたチョコレートのパッケージデザイン
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カカオの含有率を表示するのはチョコレートのパッケージにおいて今やありふれていると言っても過言ではないほど一般的になりました。数字の大きなものはビターで、数字が低いほどミルクを感じるまろやかな味わいになる傾向は消費者にも認知されています。こちらのパッケージではカカオの含有率の数字をそのままグラフィックデザインとしてパッケージのメインに採用。直線と円のみで描かれたスタイリッシュなイラストがそのまま味を伝えるキーとしても機能しています。
数字や文字を絵にする試みは、過去にも人気を博した例があります。歌川国芳の猫文字の浮世絵などもその一例でしょう。それは猫を様々なポーズで組み合わせて文字の形を作るものでした。こうした試みはやはり自由自在にポーズや配置を決められるイラストならではの強みでしょう。デザイナーにはもちろん、イラストレーターの方には特に様々な方面に使え汎用性のあるテクニックです。
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