植物は汎用性の高いモチーフです。特に自然を大切にする印象を持たせたい、ナチュラルなコンセプトを伝えたい場合などに花や葉、野菜など植物のイラストや写真は魅力的で具体的なイメージを発信してくれることでしょう。ここでは自然そのままを描いた素朴さを印象付ける植物イラストや写真を使用したパッケージデザインを集めてみました。イラストや写真のテイストと文字などのデザイン要素の組み合わせ方も参考になりますよ。(※紹介するパッケージデザインは当サイトの制作事例ではありません)
自然そのままを写した写真が美しいボトルデザイン
パッケージデザインを見る (via Instagram)
素材のモノクロ写真が目を引くお酒のボトル。左側のボトルはナナカマド、右側は黒スグリのお酒とのこと。白黒にも関わらずみずみずしさを感じさせるのは写真の良さによるところが大きいでしょう。葉脈や年輪の一つ一つが肉眼でみる以上に天然素材の美しさを伝えてくれています。オーガニックのアイテムというと葉の緑や実や花の色の鮮やかさを強調する、ある種のシズル感を感じさせるものが多いですが、色数を絞ることで上品に素材の良さを感じさせてくれています。文字のしつらえは現代的で全体を引き締めてくれています。
あえて根っこや外葉も描く、ありのままの植物が活きるパッケージデザイン
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イラストを描く際、邪魔なものは描かないのが普通です。野菜の場合、食べない部分だったり収穫後や調理の際に無くなるものは描かれることが少ないものと言って良いでしょう。こちらのパッケージデザインに使われている絵はそんな既成概念を払い、あえて畑に植わっている時のキャベツの茎や外葉を描いたり、カブの細かな根っこを描いています。育つ過程が想像できるような、ありのままの姿が自然な印象を与えてくれます。植物図鑑のような緻密な描写も説得力がありますね。イラストと、右上のキャプションがクラシカルな雰囲気なのに対し、左上に配した縦書きの見出しが現代的なアクセントになっています。
「自然そのまま」のものは、おおよその人に良い印象をもたらしてくれると思います。人工的でなく、エネルギー溢れる自然に触れた時感じる心地よさがある一方、「粗野」「野生的」「洗練されていない」に傾くとマイナスなイメージを持たれることも。うまくバランスをとりつつ、素朴な自然の姿を取り込むことがパッケージデザイン上のポイントになりそうです。
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