フォントとシンボルマークが個性的な貿易会社のロゴデザインです。
互いを支える三角形と四角形。ラインで構成された二つの図形はゴールドのグラデーションで微妙な濃淡がつけられています。
一見の印象を超える図形の奥深さ
一見、何の変哲もない二つの図形に見えますが、その形は世に溢れる直角を持つ三角形や並行な二辺を持つ台形に似ているようで非なるものです。
独自性を持つロゴタイプ
海外との輸出入で物品を売買する仕事は、目利きが必要な仕事です。商品の特性を見極めるのはプロのバイヤーの条件ではないでしょうか。ロゴタイプは「d」と「p」の文字の縦線を長く強調し、個性的な印象に仕上げています。
貿易ビジネスの未来を象徴するロゴデザイン
企業ロゴは、ビジネスの理念や特徴を視覚的に表現する重要な要素です。特に輸入販売代理や貿易といった国際的なビジネスを手掛ける企業にとって、ロゴは「信頼性」「グローバル感」「未来志向」を示す大切なシンボルとなります。
ロゴの構成要素とカラーが生むイメージ
・幾何学的なフォルムが象徴するもの
ロゴの中心にあしらわれた幾何学的なラインは、紙飛行機や翼、あるいはシャープな“フィン(ひれ)”を思わせる形状です。鋭角的でありながら、どこかやわらかな印象を伴う点が特徴的。貿易会社としての「世界へ飛躍する」「スピーディかつ正確なビジネス展開」という意志を、直観的に伝えてくれます。
・ゴールドカラーが示す高級感と信頼
ロゴのゴールド系のグラデーションは、優れた品質や高い価値を想起させます。金色には「富」「成功」「品格」といったポジティブなイメージがあり、国際舞台でビジネスを行う企業としての自信を表現しているかのようです。さらに、控えめながらも洗練された輝きが、取引先や顧客に対して“信頼を得られるパートナー”という印象を強く与えます。
社名表記のデザインがもたらす安心感
・シンプルなフォントの効用
ロゴ横に配置された社名は、クセの少ないシンプルなフォントで綴られています。複雑さを排し、読みやすさを優先することで、企業としての堅実さや透明性を強調。国際取引の場面では、信用を確立することが何より重要ですから、このストレートなデザインは安心感を得やすい要素といえます。
・色合いのコントラストによる視認性
ロゴの金色部分と対比するかたちで、文字部分はグレー系の落ち着いた色味が採用されています。シャープな金色とのコントラストによって、社名がしっかりと際立ち、一目で“どの会社なのか”を認識できる点も優れたポイントです。視認性を高めながら、ブランド全体の上品さや洗練さを保つバランスが絶妙です。
企業イメージへの広がり
ロゴの全体的なミニマルデザインは、企業が扱うさまざまな製品やサービスに馴染みやすく、汎用性が高いのも特長です。名刺やウェブサイト、資料やサインなど、あらゆる場面に応用してもロゴが主張しすぎず、しかし存在感はしっかり残る。このバランスこそ、国際的なビジネスでは欠かせない柔軟性を暗示しているといえるでしょう。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
専門的な業務もスマートにこなせる会社を想像しました。
立体感を醸し出すシンボルマーク
細いラインの三角と四角を組み合わせたシンボルマークですが、2つとも角度を合わせて右上に上昇しているように見えてしまいます。三角形は鋭利な角を右上に、四角形は台形のように形を歪ませて、やはり右上に鋭い角を合わせています。グラデーションから陰影があるかのように錯覚してしまうため、ただ平面に描かれた細い線ではなく、針金やワイヤーで作られたかのような立体感のある形にも見えてきました。
ビジネス上の鋭さとスキルを象徴
角度に意味を感じ、シンプルなシンボルマークにも主旨が込められているかのようです。貿易会社のロゴとのことですが、2つのモチーフからはさまざまな品や国を観察する、ビジネス上の鋭い視点や高いスキルをうかがわせます。
抽象的な形とカラーの表現
お金や法律について熟知しながらも、さまざまな国と取引するコミュニケーション力も必要な貿易会社の業務は、抽象的な形とカラーによって表現されているのでしょう。専門的な業務でも軽やかにこなしつつ、より成長を目指す企業の姿をあらわしたロゴだと思いました。
知的で洗練されたロゴタイプ
ロゴタイプは柔らかなグレーで、優しいフォントにて作られています。縦線を長く見せて、おしゃれな印象にも。知的で洗練されたロゴから、スマートに業務をおこなう会社を想像する方も多いでしょう。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。