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先日、ビッグカツがフリー素材として公開されている投稿が目に飛び込みました。これを受け、僕は事務所でPhotoshopを使い、従業員から白い目で見られつつも、ビッグカツのポテンシャルを試してみました。

 

結論から言うと、ビッグカツは驚くほど優れたデザイン素材であることが分かりました。この記事では、その理由を複数の観点から掘り下げていきます。

 

ネタ素材か、それとも商用に足る素材か

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一見すると、ビッグカツは完全に「ネタ素材」のように見えるかもしれません。しかし実際に触れてみると、その扱いやすさと実用性に驚かされます。

ビッグカツイルミネーション

たとえば、ビッグカツを使ってイルミネーションのような素材を作る場合、加工にかかる時間は10分もかかりません。条件が整えば5分以内で完成します。これなら、有料の素材ライブラリから適した画像を探すよりもずっと早い。

その速さを支えているのは、ビッグカツ特有の性質です。即応性の高さは、まさにプロ仕様。これがただの「お菓子素材」にとどまらない理由です。

 

テクスチャの”ランダムさ”と”均質さ”の絶妙なバランス

ビッグカツ

汎用的な素材として重要なのは、「目立ちすぎないこと」。どこを切り取っても使いやすく、繰り返し使っても違和感が生じないことが求められます。この点で、ビッグカツのテクスチャは非常に優秀です。ザラつきが均一で、部分的に切り出しても境目が目立ちません。

特筆すべきは、ランダムな粒子感があるものの、過剰にランダムすぎない点です。もしも不規則な要素が強すぎると、繰り返し使用時に目立ちすぎてしまいます。ビッグカツはその「適度なランダムさ」によって、デザインの中に自然に溶け込むのです。

 

統一された色味の魅力

素材選びで悩ましいのは、色味の統一感が足りないことです。野良素材の多くは、カラフルすぎたり余計な色が含まれていたりして、加工の手間が増えます。これは魚を捌くときの小骨のようなもので、せっせと手作業で何とかしてしてやる必要があります。

しかし、ビッグカツはその点で一味違います。このオレンジの均一な色合いは、加工のしやすさにおいて非常に優れています。

たとえば、全体を緑に変えれば、草原のような背景に早変わり。オレンジという色そのものが特別なわけではなく、色の方向性が一貫している点が重要なのです。そのおかげで、加工後も違和感のない仕上がりを実現できます。

 

サイドのギザギザで広がる可能性

ビッグカツ

ビッグカツの魅力はテクスチャだけではありません。その周囲のギザギザした形状が、さらなる可能性を秘めています。このギザギザ部分をマスクとして利用すれば、ラフで独特なシェイプを簡単に作り出せます。

普通の素材では、こういった独自性のある形状を作るために追加の作業が必要になります。しかし、ビッグカツなら最初から備わっているため、加工時間を大幅に短縮できます。デザインツールとしての可能性も秘めているのです。

 

ビッグカツはデザイン界のスイスアーミーナイフである

スイスアーミーナイフ

これまで述べてきたように、ビッグカツは単なる食品素材ではなく、デザインの現場で即戦力として活躍できるポテンシャルを持っています。テクスチャの質、色の統一感、そして形状の独自性。これらが組み合わさることで、ビッグカツはまさに「スイスアーミーナイフ」のような万能素材と言えるでしょう。

次回、素材選びに悩んだ際には、ぜひビッグカツを手に取ってみてください。その可能性にきっと驚かされるはずです。

 

フリーランス・デザイナーのブログ

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トミナガハルキ

グラフィックデザイナー/AMIX 代表。独学でデザインを学び、パッケージメーカー→美容系ベンチャー→家庭用品メーカーでのデザイン・広報運営を経て独立。現在は小さな事務所を拠点にASOBOAD等のサービスを運営し、ロゴ・パッケージ・広告物を中心に制作しています。著書『#ズボラPhotoshop 知識いらずの絶品3分デザイン』は各カテゴリでベストセラーを獲得。2020年Adobe Creative Residency選出。ブログでは、10年以上の実務から学んだことや働き方のヒントを等身大の視点で発信しています。