PRINT DESIGN — POSTER
ポスター制作事例 – ショッピングモールの秋のイベントアトラクションのポスターデザイン






秋の紅葉をイメージしたショッピングモールの遊具イベントのポスターデザインです。
ポスターの上下に紅葉した葉のイラストをたくさん散りばめ、秋の雰囲気を存分に演出したショッピングモールのイベントポスター。
臨場感あふれるレイアウト – 遊具の楽しさを最大限に
ダイナミックなエアー遊具で子供たちが楽しそうに遊んでいる写真を紅葉の間に配置して、臨場感たっぷりにイベントの賑わいを表現しました。
ユニークなタイトルと分かりやすい提供情報
タイトル文字も、まるで空気で膨らませたようなユニークなデザインのフォントを使い、立体加工を施すことで遊具から飛び出したような面白い演出となり紙面を盛り上げています。メインの写真の下には、開催期間や時間をメインのオレンジと補色にあたるグリーンを使って見やすく表記し、その下には遊具のラインナップを写真付きで紹介しています。


親子で思わず参加したくなるイベントポスターのポイント
ファミリー層や親子連れをターゲットにしたイベントで重要なのは、お子さんに対して「どのような体験ができるか」と「子どもが率先してやるかどうか」です。そのため、ポスターデザインにおいては、お子さんの興味を惹きつけつつ、親御さんに対してのベネフィットを意識することが重要になります。
当サービスが、ファミリー層や親子連れ向けイベントポスターのデザインポイントとして意識している点は2つあります。
- 全体レイアウトは「子どもが喜びそうな」デザインを忘れないこと
- ワクワク感を持たせる「ジャンプ率」を意識する
忙しい親御さんのアンテナに留まりやすいデザインにするポイントについてお話ししていきます。
全体レイアウトは「子どもが喜びそうな」デザインを忘れないこと
ポスターのデザインをする際は、必ず「誰に伝えたいか」「その人が何を望んでいそうか」を考えながらレイアウト構成を作ることが重要です。ポスターでPRする内容がイベントの場合、そのイベントに参加してほしいターゲット、つまり親子連れやファミリー層を意識したデザインを意識する必要があります。
作例のアトラクションのポスターデザインは「子どもが喜んでくれそう」という親御さんの思いを想像しながら制作をしました。バルーン状のタイトル文字から、子どもたちがルンルン気分でアトラクションに向かい、楽しそうに遊ぶ様子が想像できるように工夫をしています。
カラーリングは季節と遊び場のイメージを掛け合わせて、紅葉をモチーフにデザインをしました。秋のイメージをデザインすると、涼しい秋風や紅葉狩りのような大人っぽい印象が残ります。
しかし、オレンジ系を多く配置することで躍動的で秋の太陽が降りそそいでいる感覚も持たせてくれます。バルーン状のタイトル文字と組み合わせることで、賑やかな印象を与え、子どもたちが活発的に遊ぶ様子を想像できるデザインにしました。
ターゲットを絞ると「多くのひとに訴求できないかも知れない」と不安を抱える人もいます。たしかに、多くの人に訴求するための工夫は大切です。大衆向けのポスターよりも誰に向けての広告なのかわかりやすいデザインにした方が、ターゲットのアンテナに引っかかりやすくなります。
ワクワク感を持たせる「ジャンプ率」を意識する
人が外出先で気になる広告や商品を見つけた際、凝視している時間は「10秒程度」と言われています。歩きながらの流し見となるので、広告は「第一印象で決まる」ことになります。常に子どもにアンテナを張っている親御さんにおいては、ポスターを目にする時間は数秒程度かも知れません。だからこそ、パッと見たときに興味を惹きつけるデザインにする必要があるのです。
だからといって、インパクト重視のデザインにしてしまうと、伝えたいことが伝わらなくなるため、バランスをとることも重要になります。パッと見ただけでもワクワク感を演出できるデザイン手法としては「ジャンプ率を高くする」方法が挙げられます。
ジャンプ率とは、フォントやイラストの大きさの割合を示す言葉です。比率が高いほど、全体の抑揚がはっきりしてきます。
作例は、全体の60%をタイトル文字や写真で占めるように工夫をしました。ポスターを見た際、最初に子どもたちが楽しそうに遊んでいる写真が目に入ってきます。次に、3D風文字にしたタイトル文字が目に飛び込んできます。
流し見でも十分イベントの概要を伝えられ、親御さんの「遊ばせてみたい」という意欲をくすぐるようなデザインになるように意識しました。
制作ポスターデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想ですにぎやかな紅葉と子どもの姿がTHE行楽!なポスターデザイン
バルーン状のテキストが楽しい気持ちを連れてくる
膨らんだ風船のようなタイトル文字が印象的なデザイン。楽しい気持ちで膨らむ心や、ウキウキした足取り、子どもたちが遊具で愉快に遊ぶ様子が目に浮かびます。城砦のようにそびえるブルーのタワーや、不思議な感覚が楽しめるボールプールなど、弾む楽しさを味わえるアトラクションのイメージが伝わってきますね。開催時間やアトラクション一覧に用いられているフォントも、白い縁取りのある丸々としたタイプなので、エアー遊具とよくマッチしています。
赤い葉を多くあしらうことで紅葉は子どもらしい明るい雰囲気のポスターに
紅葉は一見すると、涼しい秋風や紅葉狩りなどちょっと物静かなイメージ、大人の行楽というイメージが固定しているように思います。ですが、このように赤系の葉を多くレイアウトしてくると、一気に賑やかな印象に見えるのではないでしょうか。黄色い葉と赤い色の葉のくっきりしたコントラストが秋の太陽の光を存分に感じさせてくれそうです。
秋のイメージを「子ども向け」に反転させる設計
季節をテーマにしたデザインには、その季節が持つ「既成イメージ」との向き合い方が必要です。春は桜・華やかさ、夏は青・躍動感、冬は白・静寂、そして秋は紅葉・物静かな行楽というイメージが広く共有されています。
秋の既成イメージは、どちらかといえば「落ち着いた大人の行楽」に結びつきやすいものです。紅葉狩り・散歩・読書の秋といった連想は、活発に動き回る子どもたちのエアー遊具イベントとは直感的に結びつきにくい面があります。
オレンジを「主役」にする色彩戦略
この作例では、秋の色として黄と赤の葉を多用していますが、とりわけ赤系の葉を多く配置することで、「涼しく静かな秋」ではなく「賑やかで明るい秋」の印象を作り出しています。
感想にも「一般的な物静かな紅葉のイメージを覆す」という指摘があるとおり、秋の既成イメージとあえて距離を置く意図的な選択です。オレンジや赤の暖色を主体にすることで、子どもたちの活発さ・エネルギッシュな雰囲気と秋という季節が自然につながり、「秋のイベント」として成立させています。
バルーンフォントが季節と遊具を橋渡しする
ふくらんだ風船のようなタイトル文字も、この反転設計の一部です。秋をテーマにした広告でバルーン系フォントが使われることは多くありませんが、この作例では「エアー遊具」という素材の物性(膨らんだ柔らかさ)をフォントで表現しながら、紅葉の葉と組み合わせています。
この対比は一見ちぐはぐに見えるかもしれませんが、実際には「秋の屋外っぽさ+遊び場の楽しさ」というふたつのイメージを一枚のポスターで両立させることで、「秋にこそ行きたいエアー遊具のイベント」という独自のポジションを視覚的に確立しています。
既成の季節イメージに乗るのではなく、素材(色・フォント・写真)の組み合わせで「このイベントらしい秋」を作り出す。それがこの作例の設計上の核心です。
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