
リボンのようなフラッグ型でクリスマスムードを盛り上げます。
雪化粧された街並みに、キラキラと降る星々がクリスマスムード満点の一枚。プレゼントにかけられたリボンにも似たフラッグ型の切り抜きは、年末が近づく師走の慌ただしい日常に小さな癒しをもたらしてくれそうです。下の部分を型抜きすることで、ちょうど街並みを俯瞰で眺める構図がリアルになり、少しだけ立体感や奥行き感を感じてもらえる効果もありそうです。
スペシャルな型抜き効果
ちょっとした違いですが、ポスターを型抜きにすることで、スペシャルな掲示物であることが分かりやすくなるのではないでしょうか。
クリスマスカラーで感じるお得感
クリスマスカラーと言えば赤と緑ですが、クーポンという性質上、お得感を感じやすい赤をメインにしました。ゴールドを差し色として用いることでより華やかなムードを演出。そして、街並みを雪景色にすることで抜け感を作りました。クーポンの概要や使用可能期間は、中央やや下部にレイアウトして、見た人が読みやすいようにしています。

クリスマス気分を盛り上げるフラッグ型ポスター
デザインの特徴
・赤を基調とした配色がクリスマスの雰囲気を醸し出している。
・金色のリボンがクリスマスプレゼントを想起させ、高級感を演出。
・雪の結晶や家のシルエットがホリデーシーズンを表現。
レイアウトの工夫
・フラッグ型の変形がインパクトを与え、視線を引き付ける。
・大胆な”CHRISTMAS COUPON”の文字が一目でテーマを伝える。
・割引情報を目立つ位置に配置し、お得感をアピール。
タイポグラフィの効果
・”CHRISTMAS COUPON”のゴシック体が力強く、セールの訴求力を高める。
・”special gift”の手書き風フォントが親しみやすさを演出。
・割引率の “10%” を大きく表示し、お得感を強調。
イラストの活用
・家々のシルエットが温かみのあるクリスマスの情景を描いている。
・シンプルな線画が全体のデザインを邪魔せず、メッセージを明確に伝える。
制作ポスターデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
型抜きでちょっと特別感を醸し出しているポスターデザインですね。
心浮き立つディテールが楽しい
リボンのようにも見えるフラッグ型は、クリスマスムード満載。雪化粧された街並みとキラキラ輝く星々が、年末の忙しくも温かい雰囲気を表現しています。ちょうど街並みにかかる部分が型抜きされていますが、これによって街を空から眺める構図にリアルさが加わり、サンタクロースが下見をしているようなファンタジックな雰囲気も出ています。
クリスマスカラーとゴールドの組み合わせが豪華な印象
もみの木がそびえる北欧風な街並みというだけでクリスマスの雰囲気は伝わりますが、色にも注目したいところです。温かみがあり、クリスマスの華やかさを殊更強調できる赤を基調に、ゴールドとグリーンを差し色として用いていてワクワク楽しげな気持ちになれるポスターと言う感じがします。また、赤色は徳用チラシにもよく用いられる色で、「安い」、「お得」を感じやすい色としても知られています。クーポンという性質上、季節感を出しつつ、合わせてお得感を訴求できるのは魅力的ですね。クーポンの詳細は、中央よりもやや下の方に配置されていて、見やすいのもGoodです。
「四角」を捨てた理由とは? 型抜き(ダイカット)がもたらす販促効果

※画像はイメージです
店頭や街中では、日々たくさんの情報が私たちの目に飛び込んできます。その多くは、紙の標準的な規格である「四角形(長方形)」のポスターやチラシです。そんな中で、このクーポンのように「型抜き(ダイカット)」された変形デザインは、どのような意味を持つのでしょうか。
最大の理由は、もちろん「目立つこと」です。人間の目は、規則正しく並んだものの中に「異質な形状」があると、本能的にそれを認識しようとします。周囲が四角い掲示物ばかりの中で、このリボンのようなフラッグ型は、否が応でも視線を引きつけます。「お、何か違うぞ?」と感じさせる、最初の「フック(引っかかり)」として非常に強力に機能します。
さらに重要なのは、これが「クーポン」であるという点です。クーポンは、最終的に「手に取って」「持ち帰って」「使ってもらう」必要があります。型抜きされた形状は、「これは単なるお知らせポスターではないですよ」という特別なメッセージを無言のうちに伝えます。既存の記事でも「リボンにも似た」とあるように、この形状は「プレゼント」や「特別感」を強く連想させます。タイトルのメッセージと、デザインの形状が完璧に一致しているため、見た人は「自分への特別な贈り物(お得なクーポン)かもしれない」と直感し、つい手を伸ばしたくなるのです。
メッセージを「形状」に落とし込むデザイン
もしこれが通常の四角いポスターだったら、どうでしょうか。もちろん赤とゴールドの配色でクリスマス感は伝わりますが、「リボン型の紙」という物質的な「特別感」は生まれません。下の街並みのイラストも、四角く断裁されていれば、単なる「背景」としての認識に留まったかもしれません。
しかし、このデザインでは、街並みのイラストの輪郭に沿うように(あるいは雪が積もった丘のように)カットされています。これにより、街並みそのものがポスターの「形」となり、まるでスノードームやジオラマを覗き込むような、独特の「奥行き」と「世界観」を生み出しています。
このように、伝えたいメッセージ(=クリスマス、プレゼント、スペシャル感)を、配色やタイポグラフィだけでなく、「型抜き」という紙の形状そのものに落とし込むことで、訴求力は格段に高まります。
「お得感」と「世界観」のバランス
販促物のデザイン、特に「クーポン」や「セール」の告知は、ともすると「お得感」を前面に出しすぎて、品のない印象になったり、お店やブランドが持つ世界観を壊してしまったりする危険性があります。
このポスターは、そのバランスが非常に巧みです。「10% OFF」という直接的なメリットは、しっかりと目立つ白抜き文字で中央下部に配置し、クーポンとしての実利的な役割を果たしています。
一方で、デザインの大部分を占めるのは、キラキラと輝く星々、温かみのある雪景色、そして「special gift」と添えられた手書き風のタイポグラフィです。これらがクリスマスならではの「高揚感」「ワクワク感」を演出し、割引のお得感を「クリスマスプレゼント」というポジティブな体験へと昇華させています。
「型抜き」デザインを実現するための裏側
少し専門的な話になりますが、こうした「型抜き」の印刷物を作るには、デザインデータだけでなく、「カットパス(紙を切り抜くライン)」を指定したデータが別途必要になります。そして、印刷所ではそのライン通りに紙を抜くための「型(トムソン型と呼ばれることが多いです)」を物理的に作成します。
当然ながら、四角く断裁するだけの通常の印刷物に比べ、型の作成費用や加工の手間(工数)がかかるため、コストや納期は余分に必要になることが一般的です。こうした制作プロセスやコスト感を理解した上で、「コストをかけてでも、この形状にする価値があるか?」を判断しなくてはなりません。
この事例では、「クリスマス商戦」という一年でも特に重要な販促時期であること、「クーポン」という明確な目的があることから、型抜き加工という「投資」が、それに見合うだけの「注目度」と「クーポン利用率」の向上につながる、という戦略的な判断があったと推測できます。
デザインとは、単に見た目を美しく整えることだけではありません。「何を、誰に、どのように伝え、どう行動してもらうか」という目的を達成するために、配色、レイアウト、タイポグラフィ、そして時には「紙の形状」といった、あらゆる要素を戦略的に組み上げていく作業なのです。
※掲載のポスター・パネルは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
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