デザインのレイアウトには基礎はあれど、正解はありません。そこから先は、センスや個性になってくる部分だと思います。今回はレイアウトの中で空間を持たせて深みを出したり、緊張感を醸し出している絶妙なバランスが美しいブックデザインを集めてみました。(※紹介するデザインは当サイトの制作事例ではありません)
美しい写真を使用したシンプルで洗練されたブックデザイン
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掴み所のないレイアウトが印象的なブックデザインです。モノトーンに近い彩度の低い写真とキャッチコピー、そして内容の3つのブロックがページによってバランスを変えながらレイアウトされています。全部違うレイアウトなのですが、キャッチコピーと写真の後に内容にしっかり目が流れるようになっているのが気持ちいいですね。
情報が最大限に抑えられたファッションブックデザイン
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なんと文字情報は表紙に置いたブランド名のみです。それもしっかり確認しないと気づかないレベルの小さな文字でレイアウトされています。ブランドからのインスピレーションを受けたカラーでまとめられたブックの中は、空間を意識したレイアウトで静かな緊張感が漂います。デザインで空気感を出すって凄いことですよね。
ライトピンクを差し色に使ったブックデザイン
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写真のサイズ感や見せ方が面白いブックデザインです。写真で内容を見せるためにしては小さすぎるので、デザインの要素として写真を扱っているようにも思えます。全体を彩度の低い写真とライトピンクの差し色で仕上げています。ライトピンクは写真に重なったり、ページを区切ってアクセントをつけたりして紙面のコントラストを操っています。
モノクロとオレンジで魅せるブックデザイン
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ブランドストーリーのブックデザインです。各ページの内容やレイアウトは変わっていきますが、表紙にもある斜めに入ったラインが全ページに出てきます。ページの中の要素はバラバラと散らばっていたりするのですが、内容にはしっかりと目がいくようになっていて見やすいレイアウトです。
デザインの中に空間を作ることは勇気のいることです。特に情報が多いものだと、どうしても空間を埋めがちになったりしますよね。フライヤーやカタログなどの情報の多い印刷物などの空間と、ファッションブックなどのイメージ重視の作品では空間の使い方や意味合いも変わってくるかと思います。同じ制作物でもレイアウトの空間によって雰囲気がガラッと変わるので是非色々と試してみてください。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。書籍の装丁デザインについて
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