さまざまなソールの靴が店頭に並びます。運動の種類で靴底も変化するようになりました。足跡や靴底の種類は、ある意味パーソナルな情報の一つでもあります。(※紹介するポスターデザインは当サイトの制作事例ではありません)
第31回 ロンドン・マラソンのポスターデザイン
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流れているのはロンドンのテムズ河。その左上部に太い道が交差するところがロンドンの中心部、トラファルガー広場です。この広場に面しているのが、ロゼッタ・ストーン、ダビンチの木炭画などを収蔵する大英博物館です。川沿いの土踏まずあたりに、ビッグ・ベンがあります。そんな大都会を走るのがロンドン・マラソンです。靴のソールが、マラソン・コースになっています。これほど身近にマラソンを感じられるものもありません。靴底の左上には、本物の土まで付いています。写真の影の方向と、靴の影が同じ方向であることも見逃せません。紙片の影も同じ方向です。こうした統一性がポスターデザインにリアリティーを作ります。
靴には人の歴史が刻まれることを想起させる、靴修理店のポスターデザイン
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指に模様があるように、足にも模様があります。これが足紋です。ポスターの靴にも紋があるから、靴紋と呼ぶのでしょうか。靴紋が歩み続けた歴史は、足跡ではなく靴跡と言うのでしょうか。この靴紋をポスターにしたのは、スウェーデンでフランチャイズ展開する1945年創業の靴修理店のものです。「進む」と書かれたキャッチフレーズに、会社名 “ FRAMÅT ” があります。靴の修理展のポスターだとは思えないほどシンプルです。自国のWEBデザインはいかにも伝統あるお店のものという感じです。靴を修理しすると、履く人の性格がわかるのでしょうか。それは人の指紋のようなものなのかもしれません。一歩前に進むその足跡の積み重ねが、人の歴史です。そんな人生観を感じるポスターです。
「電話は、自らの足跡を消し去る」 – 2010年のIBMのポスター
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2010年、IBM社はスマート・プラネット・イラストレーションのキャンペーンを展開しました。シンプルで知的な表現を提供したのが、イラストレーターのノーマ・バーです。足跡のようにみえるのはかつての携帯電話です。いわゆるガラケー(フィーチャーフォン)と呼ばれるものです。ガラケーでコミュニケーションを取っても、足跡は残りません。現在使っているスマートフォンなら、常に足跡が残せるようになりましたね。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。
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