写真やテレビは、白黒の時代を経て現在のカラーの物に進化してきました。カラーが当たり前になった現代だからこそ、原点である白と黒の良さを感じることができます。たった2色ですが、使い方で全く印象の異なるデザインを無限に生み出すことができる素晴らしい組み合わせであることは、皆さんもご存知の通り。今回は、モノクロのデザインをご紹介していきます。(※紹介するポスターデザインは当サイトの制作事例ではありません)
遊びゴコロあるレイアウトのポスター
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黒をベースとした全体がシックな雰囲気。“o”をモデルの目に合わせていたり、顔半分を思い切り縮小してあったりと、少しシュールで遊び心を感じられます。このような遊びを取り入れながらもごちゃっとした感じがしないのは、画面全体を縦の長方形で三分割して統一感とリズムを出していることと、モノクロでまとめているからではないでしょうか。
モノクロにゴールドで特別感を演出したポスター
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こちらは1937年に公開された同名映画をリメイクした、今年12月に公開予定の映画のポスターです。背景をぼかし人物をフォーカスした白黒写真の上に、細い字体とゴールドで映画タイトルを重ねています。写真とは対照的な色を使うことで、華やかさや特別感を出していますが、控えめな細めのフォントを使用しているので非常に上品な印象も受けます。
真逆の要素を活用したジャズフェスのポスター
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フランスのストラスブールで行われているジャズフェスのポスター。二枚の人物写真をボーダー状に組み合わせた非常に面白いデザインですね。モノクロのシンプルな配色だからこそ、こういった個性的なレイアウトが映えます。写真をよく見ると、一方は「背景は黒で左を向き、目を開き、髭がなく、襟付きのシャツを着用」しているのに対し、もう一方は「背景が白で右を向き、目を閉じ、髭を生やし、襟なしのTシャツを着用」しています。白と黒という真逆の要素を持つ配色のように、写真にも真逆のものを取り入れていることでよりインパクトあるデザインになっています。
シンプルな中に一工夫のあるポスター
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こちらは階段をモチーフにしているのでしょうか。それとも紙のパンフレットを広げた様を表しているのでしょうか。一見するとシンプルなデザインではありますが、陰影や文字の向きなどで立体感を出し、白黒の配色にすることでエッジの効いた印象に残りやすいポスターデザインになっています。
ちょっとごちゃっとするかな、というようなデザインでも、モノクロで作成してみると意外としっくりくることもあります。白と黒のバランスをうまく取りながら、グッとくるデザインを作っていきたいですね。
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ポスターのデザイン料金と作例
■ポスターデザインの制作について
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