流行りの色はその時代を反映します。例えば戦後の高度経済成長期にあたる1960年代には、蛍光色などの鮮やかな色合いが、石油ショックの影響で不況が続いた1970年代には、落ち着いたナチュラルカラーやアースカラーが人気となりました。これはファッションをはじめ、イラストや商品パッケージなどを見てもわかります。そこで今回は、配色やデザインが年代を反映しているようなデザインのポスターを集めてみました。その時代に生きていなくても、どこか懐かしさを感じることができるのが不思議です。(※紹介するポスターデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ポップなイラストと賑やかな配色はまるで60年代
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1960年代は、先の大戦からの復興を目指し、世界的に若者たちの勢いがぐっと高まった時代。ファッションやアートにもそんな勢いが反映され、サイケデリックなデザインやポップなデザインが誕生し、流行りとなりました。こちらのポスターはアメリカを代表するレストランの一つ。イラストをよく見てみると、ジュースを飲む女性やチキンを運ぶ男性や料理をしているシェフ、そしてベーコンなどの食材が描かれているのがわかります。派手で賑やかな色づかいではありますが、うるさくなりすぎず、イラスト同士も主張しすぎない、見ていて飽きのこない作品です。
70年代に流行りを見せたアースカラーやナチュラルカラー
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ハワイの波乗りを描いたこちらのポスターのベースカラーは、自然にある色。1970年代に一世を風靡したヒッピー文化によって自然志向が強まり、大地や植物などの自然物をベースとした色合いが流行りました。アースカラーやナチュラルカラーと呼ばれますが、これらは解釈の差もあり、明確な定義はされていません。一般的に大地を想像させる褐色系や、緑の木々を想像させるカーキ色やオリーブ色、砂漠や砂を想像させるベージュ系を指すことが多いようですが、空や海を想像させるブルー系を含むこともあるようです。いずれにしても、自然界にある色は優しい色合いで心が落ち着きますね。
ポップさも彩りも、いろいろな年代の要素が詰まったかわいらしいポスター
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花や蝶のポップなデザインが何だか懐かしく、アースカラーやナチュラルカラーと呼ばれる優しく落ち着いた雰囲気の色合いが、時代を越えてかわいらしい雰囲気を出しています。CDのジャケットにありそうな、子どもの絵本の挿絵にありそうな、年代も年齢も越えて愛される要素をもつ一枚に仕上がっていますね。時代を反映した流行りの色合いですが、その影響あってちょっとレトロな雰囲気が出ているのもステキです。
色の流行りはファッションと同じように変化しており、その色合いは、当時の風潮や様子を反映しています。過去に流行ったものだからと言っても流行遅れという印象はなく、それでいてかわいらしさがあり、一つの作品としてデザイン性の高いポスターを集めてみました。インテリアとしても絵になるものばかりです。こういった視点でポスターやチラシを作ってみるのも面白いのではないかと思います♪
「デザインインスピレーション」のコーナーでは、世界中のデザイン制作事例をピックアップして紹介しています。※当ページは世界中のデザイン制作事例を紹介するコンテンツです。当サイトのデザイン実績ではありません。ポスターのデザイン料金と作例
■ポスターデザインの制作について
各種パネル・ポスターの作成を行なっています。デザインの作成から印刷・納品までまとめて依頼いただけます。飲食店やアパレルなどの店頭ポスターや、展示会パネル、電車内の交通広告、イベント告知ポスターなど、多様なジャンルのデザイン作成に対応しています。ポスター作成の代行・委託・外注については気軽にお問い合わせください。
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