高いデザイン性で空間を演出するポスターのデザイン作例

部屋や街角、路地裏。そこにあるだけで空間を彩り、世界観を生み出すポスター。次々とデジタルサイネージに置き換えられていくなか、それでも紙媒体の印刷物であるポスターは、わたしたちの暮らすさまざまな空間を現在も彩り続けています。

今回は海外デザナーによる、高いデザイン性で空間を演出する、お洒落なポスターのデザインを一緒に見ていきましょう。。(※紹介するポスターデザインは当サイトの制作事例ではありません)

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高度なデザイン技術を駆使した名作映画のポスター作例

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フランスのデザイナーJulien Rico Jrさんによるポスターのデザイン。こちらの作品群は全て、アカデミー賞の最優秀作品賞にノミネートされた映画をモチーフにデザインされています。写真や作中の素材は使わずに、少ない色数とシルエットだけで作品の象徴的なイメージを描くという、とても難易度の高いコンセプトを、実にたくさんのテクニックで実現しています。

好きな映画のポスターを飾りたいけど、いかにも販促物という感じでインテリアに合わせられない、そんなありがちな不満とは無縁の、とてもお洒落なポスターでしょう。

どんなモチーフでも揺るがない強烈な個性を楽しめるポスターデザイン作例

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アイスランドのデザイナー兼イラストレーターのTinna Halldorsdottirさんによるポスターのデザイン。お絵かきチャレンジ題された一日一枚、日替わりでスターをデザインするという、挑戦企画でデザインされた作品群となっています。動物や家具など、何が描かれているのかモチーフがすぐにわかる具象的なものから、一目見ただけではわからない抽象的なものまで、幅の広いデザインはとても見応えがあります。

しかし、ハイコントラストな色使いと安定感のある構図、独特のノイズのかかったテクスチャという個性的な作風はどの作品にも共通しています。どんなモチーフであっても、同じ作者だとわかる強烈な個性と作家性を楽しめるポスターデザインは、どこに飾っても、空間を個性的に染め上げてくれるでしょう。

技術と感性が求められるシンプルな構成のポスターデザイン

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オーストラリアのデザイナーJack Forrestさんによるポスターのデザイン。大きな写真と、同じく大きなロゴタイプの組み合わせを基本とした、とてもシンプルな構成のポスターですが、目線を引き付ける存在感と迫力を持っています。大味になってしまいがちな構成ですが、被写体の色とフォントの色を繊細にコントロールすることで、写真とフォントに一体感を持たせて、見事に作品性を高めています。

また、色のコントロールだけでなく、写真のトリミングのセンスや全体のレイアウトなど、シンプルだからこそ技術と感性が求められる、とてもデザイン性の高いポスターデザインといえるでしょう。

海外デザイナーによる、高いデザイン性で空間を演出する、お洒落なポスターのデザインをご紹介いたしました。ヴィンテージアートショップなどに行くと、紙に印刷したポスターは古いもので百年以上も前の物を見ることができます。

はるか昔から、情報を伝えるため、空間を彩るため、さまざまな用途でポスターは活躍し、同時にデザイナー達も活躍を続けてきました。その技術は現在に受け継がれ、これからも連綿と続いていくでしょう。