Skip to main content

Orbital_image

星空を背景に、ブランドを浮かび上がらせる

夜空を見上げるとき、人は言葉を失います。圧倒的なスケールの前では、余計な装飾も説明も必要ない。そこにあるのは「光」と「闇」と「静寂」だけ。無料HTMLテンプレート『ORBITAL(オービタル)』は、そんな宇宙の美学をWebデザインに落とし込んだテンプレートです。

漆黒の背景、星のように散りばめられた微細な光点、画面中央で脈打つように光るタイトル。ミニマリズムとコズミック(宇宙的)な世界観が溶け合った、静謐で神秘的な空間がブラウザの中に広がります。

Web制作・HTMLテンプレート

 

デザインの特徴とこだわり

軌道リング ― 画面を横切る光の円環

『ORBITAL』を開いてすぐに目を引くのは、画面中央を横切る2つの大きな円環です。これは惑星の軌道をイメージしたもので、ゆっくりとした脈動アニメーション(明滅する光の輪)によって、「呼吸しているような」静かな動きを繰り返しています。

さらに、ページをスクロールすると、この軌道リングが回転を始めます。上にスクロールすれば時計回り、下にスクロールすれば反時計回り。訪問者の操作と連動して動く仕掛けは、「ただ見ているだけ」のサイトを「自分で操作している」体験に変えてくれます。リングの交点には小さな惑星(光るドット)が配置されており、宇宙空間を漂うステーションやサテライトを思わせます。

呼吸する光 ― タイトルのグローアニメーション

画面中央に大きく配置されたメインタイトルには、5秒周期で明るさが変化するグロー(光彩)エフェクトが施されています。文字のまわりが淡く光を帯び、それが消えてはまた灯る。まるで宇宙空間で孤独に発光する惑星のようなリズムです。

この演出は、訪問者に「しばらくこの画面を眺めていたい」という衝動を与えます。実用性ではなく「感情的な引力」で訪問者を留めるデザイン。それが『ORBITAL』の本質です。

モノクロのカードグリッドが作る「観測レポート」のような実績表示

実績セクションでは、画像がモノクロフィルタ付きで表示され、マウスを乗せるとカラーに戻る仕組みが採用されています。漆黒の背景に白い枠線で仕切られたカードは、宇宙ステーションの計器パネルや、衛星から送られてきた観測データのような印象を受けます。

クリックするとモーダルが開き、こちらも黒背景に白文字という一貫したダークテーマで詳細が表示されます。サイト全体のトーンがブレないため、世界観への没入が途切れません。

壮大な宇宙が、驚くほど”軽い”部品でできている

これだけ深遠な宇宙空間に見えて、中身は驚くほどシンプルな部品でできています。背景の満天の星は、重たい画像でも複雑なプログラムでもなく、ごく小さな図形データを画面いっぱいに敷き詰めているだけです。だから読み込みはほとんど一瞬で、スマホでも軽快に動きます。

画面を横切る軌道リングも、正体は枠線だけの大きな円が2つ。その交点で光る惑星は、小さな白い点に淡い光をにじませたものです。たったこれだけの要素に、8秒前後かけてゆっくり明滅する”脈動”を重ねることで、「呼吸している宇宙」のような奥行きと生命感が生まれます。

派手に見えるものほど、実は少ない部品を丁寧に組み合わせて作られている——ORBITALは、その良い例です。余計なものを足さずにスケール感だけを引き出す、引き算の設計になっています。

 

こんな方・こんな用途におすすめ

天体観測

宇宙・航空宇宙関連企業

テンプレート名の通り、宇宙や航空宇宙に関わる企業にとっては最高のフィット感です。衛星開発、ロケット技術、宇宙旅行サービスなど、「宇宙」をキーワードにする事業のサイトとして、視覚的な説得力は抜群です。

テクノロジースタートアップのティザーサイト

新サービスのローンチ前に公開するティザーサイト(予告サイト)として活用するのも効果的です。情報を最小限に抑えたミニマルな構成が、「近日公開」の期待感を最大限に盛り上げます。

プラネタリウム・天文台・宇宙イベント

星空をテーマにしたイベントや施設のプロモーションにも自然にマッチします。軌道リングと星空背景が、施設の世界観をそのままWeb上に延長してくれます。

宇宙モチーフは”そのもの”。テーマが合うかが分かれ目です

ORBITALは、軌道リングや惑星といった宇宙のモチーフをそのまま画面に置いたテンプレートです。だからテーマが合う相手には圧倒的にハマりますが、宇宙と関係のない事業に使うと、その軌道や星が”借り物の衣装”のように浮いてしまうことがあります。世界観がはっきりしているぶん、合う・合わないがきれいに分かれるタイプです。

ぴったりなのは、宇宙・航空宇宙関連、テクノロジー系のティザーサイト、プラネタリウムや天文イベントなど、「宇宙」や「先進性」が事業の核にある人です。

もし「この暗くて光る神秘的な雰囲気は好きだけど、宇宙そのものを掲げるわけではない」なら、別の選択肢があります。漆黒×ゴールドで大人の高級感を出すなら NOIR、闇に溶けるような前衛的・没入的なダークモードなら AVANTGARDE が近い世界観です。”暗さの中で光らせたい”という気持ちだけを取り出して、テーマに縛られず選んでみてください。

 

カスタマイズのヒント

軌道リングの数と大きさ

デフォルトでは小と大、2つの軌道リングが表示されています。より複雑な宇宙空間を演出したい場合は、リングを追加することも可能です。リングの大きさや脈動の速度を変えると、太陽系の惑星軌道を再現したような表現もできます。

背景色を「深宇宙」から「地球の夜景」へ

純黒の背景を深いネイビーやダークインディゴに変えると、「宇宙」ではなく「夜の地球」のような雰囲気にシフトします。星の光点と相まって、夜景を見下ろすような美しさが生まれます。

神秘さの正体は”暗さ”と”ゆっくりした動き”。速くしないのがコツ

ORBITALの静謐で神秘的な空気は、「深い暗さ」と「ゆっくりした光の動き」という2つの要素から生まれています。タイトルの発光も軌道の明滅も、5〜10秒ほどかけてじんわり変化する、とても遅いリズムに設定しています。この”遅さ”こそが、宇宙の静けさを感じさせる肝です。もし動きを速くしてしまうと、せわしなくなって神秘さが一気に消えてしまうので、速度を変えるときは控えめにするのがおすすめです。

背景色を変えると、世界観をずらせます。純黒のままなら「深宇宙」、深いネイビーやインディゴにすると「夜の地球を見下ろす」ような印象に。軌道リングは数や大きさも調整でき、増やせばより複雑な宇宙空間を演出できます。

AIに頼むなら「背景を深いネイビーにして、夜の地球のような雰囲気に。光の明滅はゆっくりのまま残して」と伝えると、静けさを保ったまま雰囲気を変えられます。

 

まとめ ― 無限の静寂の中に、存在を刻む

『ORBITAL』は、装飾を削ぎ落とすことで逆にスケール感を獲得するという、逆説的な美しさを持つテンプレートです。黒い画面の中で光るブランド名は、暗闇の中で輝く恒星のように、訪問者の記憶に強く刻まれます。

宇宙のスケールで自社のビジョンを語りたい方に。あるいはシンプルに、「黒い画面で光る文字」という原初的な美に心を動かされた方に。この無料テンプレートを贈ります。

→ デモサイトのプレビューはこちら

 

【AI×HTMLでWeb制作を効率化】無料Webテンプレート「EYANCA」は、商用・個人を問わず自由にご利用いただけます。デザインのベース構築や、AIを用いたコーディング学習の素材として、ぜひお役立てください。また、本記事の内容に共感いただけましたら、SNS等でのシェアやWebサイトでのご紹介も大歓迎です。

Web制作・HTMLテンプレート


トミナガハルキ

グラフィックデザイナー/AMIX 代表。独学でデザインを学び、パッケージメーカー→美容系ベンチャー→家庭用品メーカーでのデザイン・広報運営を経て独立。現在は小さな事務所を拠点にASOBOAD等のサービスを運営し、ロゴ・パッケージ・広告物を中心に制作しています。著書『#ズボラPhotoshop 知識いらずの絶品3分デザイン』は各カテゴリでベストセラーを獲得。2020年Adobe Creative Residency選出。ブログでは、10年以上の実務から学んだことや働き方のヒントを等身大の視点で発信しています。