
当事務所の実験的プロジェクトとして、パーソナルブランドカラー診断ツール「AURA(オーラ)」を公開いたしました。本ツールは、単なるファッションの似合う・似合わないの判定にとどまらず、「個人の持つ雰囲気をどう定義し、ブランディングするか」という視点から設計されたセルフ分析ツールです。登録不要・無料でどなたでもご利用いただけます。
▶︎ 「AURA – パーソナルブランドカラー診断」を使ってみる
開発の背景:色は「言葉」である

私たちは普段、ロゴデザインやWeb制作において「色彩戦略」を扱います。色は単なる装飾ではなく、見る人に直感的なメッセージを伝える「非言語の言葉」だからです。この理論を個人のパーソナルブランディングに応用できないか?と考えたのが開発のきっかけです。
AURAの3つの特徴

1. ヨハネス・イッテンの色彩調和論をベースに設計
感覚的な判断ではなく、バウハウスの教官でもあったヨハネス・イッテンの色彩理論や、マンセル表色系(色相・明度・彩度)のロジックをアルゴリズムに組み込んでいます。「肌の色」と「調和する色」の関係性を理論的に分析します。
パーソナルカラーは「似合う服」だけでなく「自分というブランドの核」になる?
AURAが色彩調和論をベースにしながら”パーソナルブランドカラー”という言葉を使っているのは、とても本質的です。企業がブランドカラーを一つ定め、ロゴから名刺、店舗まで通して使うことで「らしさ」を積み上げていくのと、個人が自分に似合う色を軸に発信を整えていくのは、実はまったく同じロジックだからです。
似合う色を「服選び」だけで終わらせず、SNSのアイコンやヘッダー、プロフィール資料、名刺の差し色にまで一貫して通すと、会う前から「こういう人だ」という印象が伝わり始めます。診断で出たタイプを、装いのヒントとしてだけでなく、自分を伝えるための”基準色”として捉え直すと、活用の幅がぐっと広がります。
2. 東アジア人の特徴にローカライズ
従来の多くの診断ロジックは欧米発祥のものが多く、判断基準に「瞳の色(ブルー / グリーン)」などが含まれることがありました。AURAでは、東アジア人のメラニン色素傾向や、日焼け後の皮膚反応などを考慮した設問設計を行い、より納得感のある診断を目指しました。
3. 繊細な「12タイプ分類」を採用
一般的な「春夏秋冬(4シーズン)」をさらに3つの属性(Warm / Cool / Light / Deepなど)で細分化した12タイプ分類を採用しています。「春タイプだけど、鮮やかすぎる色は苦手」といった、個々人の繊細なニュアンスを言語化します。
診断結果の”1色”は出発点。ブランドはパレットで運用する
診断で自分のタイプや似合う色が分かっても、そのまま1色だけを使い続けるのは、実はもったいない使い方です。ブランドカラーの設計でも、主役の色だけでは成立せず、それを支える色や、締めの色、背景に敷く色をセットで決めて初めて”世界観”になります。
パーソナルカラーも同じで、診断で得た方向性を軸に、相性のいい支え役の色を2〜3色そろえておくと、場面ごとに使い分けても「一貫して自分らしい」印象を保てます。一点だけ注意したいのは、似合う色=どこにでも使える色ではないということ。特に文字に使う場合は読みやすさが別の基準になるので、”主役に置く色”と”全体を染める色”は切り分けて考えると失敗しません。
ご自身のセルフブランディングや、Webサイト制作時の配色のヒントとして、ぜひ「AURA」をご活用ください。
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