
Webサイトやグラフィックの制作中、「理屈に合った配色」ではなく「なんとなく良い感じの配色」が欲しい時はありませんか? 色見本帳をめくるのではなく、絵の具をパレットで混ぜ合わせるような感覚で、偶然の美しさに出会えるツール。そんな新しい体験を提供する「BLND(ブレンド)」を開発・公開しました。
▪️直感的な配色生成ツール「BLND」
「BLND(ブレンド)」は、画面上の色が液体のように混ざり合い、その瞬間のインスピレーションを切り取るカラーパレット生成ツールです。
複雑な設定は必要ありません。ただ「MIX」ボタンを押す(またはタップする)だけ。画面の中の粒子が心地よく混ざり合い、あなただけの3色の組み合わせを生み出します。
▶︎ 「BLND – 偶然の出会いを楽しむカラー生成」を使ってみる
BLNDの3つの特徴
1. 「混ぜる」心地よさと、偶然の出会い
このツールの最大の特徴は、背景で動くフルイド(流体)アニメーションです。ボタンを押すと粒子が激しく混ざり合い、静止すると美しいグラデーションとパレットが浮かび上がります。機械的なランダム生成とはひと味違う、デジタルな絵の具遊びのような操作感が、クリエイティブな脳を刺激します。
偶然の配色は「自分の手癖」を壊してくれる
配色を経験で積み上げていくと、いつの間にか無難で似たような色に手が伸びるようになります。それは安定である反面、”どこかで見た配色”に落ち着きやすいという弱点でもあります。BLNDのように色が偶然混ざり合う仕組みは、この手癖をいったんリセットしてくれる装置として役立ちます。自分では絶対に選ばなかった組み合わせに出会えることが、いちばんの価値です。
ただし、出てきた3色はあくまで”出発点”。そのまま完成品に使うというより、「この方向、いいかも」という当たりをつけ、そこから実務用に微調整していく。インスピレーションの入口として使うと、配色のマンネリを気持ちよく抜け出せます。
2. 気分で選べる5つの「ムード」
完全にランダムな生成だけでなく、制作物のトーンに合わせた5つのモードを用意しました。
- Coral: 暖かみのある、優しくポジティブなトーン
- Twilight: 夜明けや夕暮れのような、深く静かなトーン
- Forest: 自然界にある、落ち着きのあるナチュラルなトーン
- Tokyo: ネオンサインや都市をイメージした、鮮やかでサイバーなトーン
- Random: 先入観を捨てて、予期せぬ色に出会いたい時に
3. 制作現場で即戦力になるUI
気に入った色が生まれたら、カラーカードをタップするだけでHEXコード(Web用カラーコード)をクリップボードにコピーできます。インストール不要、登録不要。ブラウザを開いてすぐに使えるため、Webデザインの配色はもとより、イラストの色彩設計や、ブランディングのムードボード作成にも最適です。
配色は「色そのもの」より「面積の比率」で決まる?
気に入った3色が手に入っても、実はそこからが本番です。配色の印象を最終的に左右するのは、どの色を選ぶかと同じくらい、その色を”どれくらいの面積で使うか”だからです。同じ3色でも、7割を占める色・2割強のアクセント・数%の締め色、という配分で使うと落ち着き、逆に全部を均等に並べると途端に散らかって見えます。
目安としてよく使われるのが7:2.5:0.5あたりの比率で、BLNDで出た色に「主役・脇役・引き締め」の役割を割り振ってこの配分に当てはめると、ぐっと実務的なパレットになります。色を選んだら、次は面積を設計する。このひと手間が、”なんとなく良い”を”狙って良い”に変えてくれます。
開発にあたって
私たちAMIXでは、デザイン作業を効率化するだけでなく、「作る過程そのものを楽しむ」ためのツール制作を行っています。「BLND」は理論でガチガチになりがちな配色選びを、もっと直感的でエモーショナルな体験に変えたいという想いから生まれました。
スマホでもPCでも、ぼーっと眺めているだけでも楽しいツールに仕上がっています。ぜひ、息抜きがてら触ってみてください。
▶︎ 「BLND – 偶然の出会いを楽しむカラー生成」を使ってみる
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